こんばんは、座禅いぬです。
NotebookLM、やばいですね。要約+音声化+対話形式という学習の最適解みたいなサービス。しかも無料。時代に感謝としかいいようがないですね。
そろそろ実務でも生成AIを使うのが当たり前の時代になってきているんじゃないでしょうか?驚いているだけじゃ何も生み出さないですし、どんどん手を動かしていきましょう。というわけで、今回は一番手軽に生成AIで無双できる手段としてDifyに取り組みましたのでその挑戦した小ネタメモです。
まず本を買います
そこはNotebookLMじゃないのかよ!
...って話になりそうですが、本も人類が磨き上げてきた学習の最適解だと思います。選んだのはこれ。
なおアフィリンクとかじゃないので安心してリンク踏んでください。
どんな本だった?
とにかくライト級という印象の書籍です。コード的なものは一切出てきませんし、API KEYの取得法も丁寧に解説してくれているので、非エンジニア向けに特化していると思います。「断固今日一日でDifyを習得する」という使い方にもオススメかなと思います。実際余裕をもって一日で終わりました。
僕はLangChain/LangGraph本読んでる途中だったので、同一著者の本を選びましたが、同時期に出た他の本との比較記事を書いてらっしゃる方もいたのでご参考に選んでいただくとよいかと。
実務で使うつもりで環境を作ろう ー AWSで。
DON'T PANIC。簡単だよ。
AWSのハンズオンがありました。CloudFormationで何も考えなくてもデプロイできます。
これめちゃくちゃ便利ですよ。EC2作らなきゃとか、コンテナどうしようとか色々考えてたのですが、ハンズオンの指示通りに操作+yamlのコピペするだけで一瞬でした。なお、実際の実務環境のためにはセキュリティの問題があるシンプル構成なのですが、どうしたら安心かもちゃんと説明してくれてます。最高。
実務に向けてハードル下げた状態でスタートできるのがとても素晴らしいのですが、それだけではなくクラウド版の「アプリ5個しかつくれないよ」という制約がないのもいいです。もちろんつくったアプリはエクスポートして保存できますけど、その手間よりCloudFormationの方が楽ってレベルです。
実際アプリを作ってみる
本に沿って以下のアプリを作成しました。
- 営業電話のトレーニングアプリ
- 領収書を表形式で読み取るアプリ
- 会議の議事録を文字起こしして要約するアプリ
- 稟議申請の分類とレビューをするアプリ
- RAGとかSlack連携とか
他にも公式ドキュメントに作例として「チャットストリームエージェントを使用した Twitter アカウントの分析方法」などもあります。
試してどうだった?(本)
難易度は心配なかった
自分は非エンジニアで若干Pythonのコード書けるぐらいのレベル感なのですが、とにかく今回話題にしている範囲内はコードも書くことなくスムーズでした。
Dify自体も非常にとっつきやすくて面白い!
気になったところと解決策
- アプリに実際送るサンプルデータのようなものがない?稟議書など。→自分で生成AIで作成すればOK!
- P97 栄養管理士→管理栄養士?
- P121 分析姿勢の項目が途中で途切れてるかも?→P131の別のプロンプトを参照
総じてわかりやすく、すぐ始められる良書でした!
参考資料
本と合わせて参考になる動画
上記書籍の著者による本の発売イベントみたいですね。本の狙いやDifyのなにがよいのか?の話。
さらに、デモしながら解説してくれる動画がありました。20分程度の長さなので、これみてから購入決めてもいいかも。
続けて、プラグイン活用例を紹介されています。本だとMarkdownの表をコピペしないといけないのですが、直接Excel形式で出力したりLINE Botを操作したりと、本の延長線上での応用例の話。この動画を見るところまでセットで本を勉強するほうがよいなとおもいます。
その他Dify関係の勉強になる資料
M_R_K_Wさんの記事。以前にも紹介しましたが、DifyとSlackの連携で情報収集の効率化をする記事です。結構周りで試している人がいて、実際に情報収集が楽になっていい!と好評です。
さらに続編が公開されました!arXivのAI関連の論文の中から厳選→日本語要約→Slackにポスト、という仕組みが自分で作れます。コード書かなくてもコピペでOK。