サーバーのサービスを自動的にチェックするスクリプト

ホスチングサーバーほとんどは99.9%のサーバーアップタイムを保証してますが、0.1%のダウンを避けるため、あるいはサーバー混乱でapacheやmysqlが落ちるのを防止するため、このスクリプトが役に立ちます。

Shellscriptでサービス状況を確認

servicecheck.sh

# !/bin/bash

# 確認したいサービス
services=( "httpd" "mysqld" )

for service in "${services[@]}"
do
if (( $(ps -ef | grep -v grep | grep $service | wc -l) == 0 ))
then
	/etc/init.d/$service restart
fi
done

確認したいサービスhttpdとmysqldをループしてサービスの状態を確認します。0は動いてない状態ですから再起動しておきます。

再起動した際システム担当にメール送信（任意）

servicecheck.sh

# 現在の時間
now=$(date +"%F %H:%M:%S")
# システム担当のメールアドレス
email="[e-mail]"

if [ $restartflg -gt 0 ]
then
	printf "services are downed and automatically restarted on $now" | 
	mail -s "System Message: service restarted" $email
fi

if行の$restartflgは再起動したかどうかを判断するフラッグです。先の再起動するifの中にrestartflg=1、forの前にrestartflg=0を書きます。つまりこうなります。

servicecheck-ver2.sh

# !/bin/bash

# 確認したいサービス
services=( "httpd" "mysqld" )

restartflg=0
for service in "${services[@]}"
do
if (( $(ps -ef | grep -v grep | grep $service | wc -l) == 0 ))
then
	/etc/init.d/$service restart
	restartflg=1
fi
done

# 現在の時間
now=$(date +"%F %H:%M:%S")
# システム担当のメールアドレス
email="[e-mail]"

if [ $restartflg -gt 0 ]
then
	printf "services are downed and automatically restarted on $now" | 
	mail -s "System Message: service restarted" $email
fi

メモリスペースの確認（任意）

servicecheck.sh

if (( $(free -m | grep -i "mem" | awk '{print $4}') < 100 ))
then
	eval $(echo 3 > /proc/sys/vm/drop_caches)
fi

メモリ・キャッシュ削除する コマンドです。1行目はフリーメモリが100mbより少ない場合を確認し、真だったら一旦クリアします。

最後はCronに追加で自動化（必須）

crontab -eでcronを好みのテキストエディタで編集します。

crontab

MAILTO=""
* * * * * bash /スクリプトの場所/servicecheck.sh

sudo service crond restartでcronを再起動します。

これでスクリプトを毎分実行するようにしました。ちなみに、cronが実行する時システムメールがデフォルトでログされます。毎分実行するので1日1440回メールが送られます。/var/mail/ユーザー名に書き込んちゃいますので大したことがないですが、必要ないなら1行目のMAILTO=""で解決できます。
メモリ・キャッシュ削除するコマンドはroot権限が必要になりますので、cronをrootから設定しないとできないみたい。

スクリプトをGistからもダウンロードできますよ。

じゃねー