ブラウザ越しにMinecraftサーバの状況を監視できたらイケてるかなと思いツールを探したら見つかったので導入してみました。
環境
- Ubuntu 22.04 LTS amd64
- PaperMC 1.21.3
Prometheusの導入
aptを使えば一発で入ります。
sudo apt update
sudo apt install prometheus
Prometheusの設定
sladkoff/minecraft-prometheus-exporterをダウンロードしてプラグインサーバのplugins
ディレクトリに入れて起動します。起動後、必要に応じてPrometheusExporter/config.yml
を編集しサーバを再起動してください。
/etc/prometheus/prometheus.yml
を編集してMinecraftサーバを監視対象にします。
- job_name: 'minecraft'
static_configs:
- targets: ['localhost:9940']
labels:
server_name: 'minecraft_server'
Prometheusを再起動します。
sudo systemctl restart prometheus
Grafanaの導入
こちらはリポジトリの追加が必要です。
sudo wget -q -O /usr/share/keyrings/grafana.key https://packages.grafana.com/gpg.key
sudo echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/grafana.key] https://packages.grafana.com/oss/deb stable main" | sudo tee -a /etc/apt/sources.list.d/grafana.list
sudo apt update
sudo apt install grafana
Grafanaの設定
Grafanaの設定ファイルは/etc/grafana/grafana.ini
ですが、今回は特に設定の変更はしません。
リバースプロキシを設定したい場合はこちらを参照。
ブラウザでhttp://[サーバのIPアドレス]:3000/
にアクセスするとGrafanaのログイン画面が表示されます。初期ユーザー名admin
、初期パスワードadmin
でログインできます。必要に応じて別の管理者アカウントを作成しログインし直した上で、ユーザーadmin
を無効にするなどしてください。
Admin
権限を持つユーザーでログインし右側のメニューから「Connections」をクリックします。「Add new connection」から「Prometheus」を選択します。右上の「Add new data source」をクリックします。Connection
にhttp://localhost:9090
を入力します。名前は任意です。一番下の「Save & test」をクリック。
左側のメニューから「Dashboards」をクリックします。右上の「New」から「Import」を選択します。minecraft-server-dashboard.jsonをアップロードするかペーストします。一番下の「Load」をクリックします。
出てきた画面でPrometheusのdata sourceを選ぶようになっているので、先程作成したものを選択します。
「Import」をクリックすれば完成です。
1人ログインした途端にチャンクの読み込み数とエンティティ数が増えているのが見て取れます。