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ArduinoAdvent Calendar 2021

Day 13

サクッとはじめるArduinoライブラリ

Last updated at Posted at 2021-12-12

この記事は「Arduino Advent Calendar 2021」の13日目の記事です。

よく使うメソッドは外出ししちゃおうっていう話

もう2〜3年くらいArduino使ってません(学生の時以来でしょうか)。でも使ってた頃よくあったのですが、スケッチは機能を追加すればするほどコード量が多くなります。しかも私がたまにあったのが、前に別のスケッチに書いた機能をコピってくるってやつです。
メソッド分ければコード量が多くてもそんな大したことないけれど、よく使うメソッドをしょっちゅうペッタンペッタンとコピーするくらいなら、ライブラリ化してしまってコード量減らしちゃおうって話です。

Arduinoライブラリの作り方

テンプレ

クイックスタートをモットーにしているので、細かいことは置いといてテンプレート貼っちゃいます。
(シリアル通信で"Hello World"を出す例をつけておきます)

MyLib.cpp
#include "MyLib.h"

MyLib::MyLib(){
	// コンストラクタはArudinoライブラリでも有効
    Serial.begin(9600);
}

void MyLib::method(void){
	// ここにスケッチに書いたものを、そのまま書く
    Serial.println("Hello World");
}
MyLib.h
// Arduino.hをインクルードすれば、Arduinoの関数が使える
#include "Arduino.h"

class MyLib{
public:
 // publicメソッド=>スケッチからアクセスできる
 MyLib();
 void method(void);
private:
 // privateメソッド=>スケッチからアクセスできない
};

できたCPPファイルとヘッダーファイルはZIPに圧縮しましょう。
fig1.png
とまぁ、こんな感じに。

作ったライブラリを取り込む

※スクショはmacOSです。

1. Arduino IDEの[スケッチ]→[ライブラリをインクルード]→[.ZIP形式のライブラリをインストール]を開く
fig2.png

2. さっき作ったZIPを取り込む
fig3.png

すると、[ライブラリをインクルード]のところに、MyLibができます。
fig4.png

作ったライブラリを使う

ライブラリをインクルードできたら、あとは使うだけです。

スケッチ
// ライブラリをインクルードすると勝手に追記される
#include <MyLib.h>

void setup() {
  // put your setup code here, to run once:
  // 定義するとコンストラクタが動く
  MyLib lib; // Serial.begin(9600);
  lib.method(); //Serial.println("Hello World");
}

void loop() {
  // put your main code here, to run repeatedly:

}

出力結果

シリアルモニタに"Hello World"が出ているはずです。
fig5.png

最後に

この記事の動作確認で久しぶりにArduino触ったけど、やっぱ楽しいですね。
これをきっかけに、またArduino触ろうかしら…。

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