はじめに
備忘録として、VMware fusion にOpenWrtをインストールする方法を記事ににしました。
基本的には参考URLを現環境で実施しているだけです。
環境
OS:MacOS catalina 10.15.7
VMware fusion:Player バージョン 12.1.0
OpenWrt:openwrt-19.07.7 x86
事前準備
OpenWrtイメージのダウンロード
OpenWrt Downloadsからイメージをダウンロードします。
使用するデバイスによってダウンロードするイメージが異なります。
今回は、Stable Releaseのx86 / generic / combined-ext4.img.gz
を使用しました。
$ wget https://downloads.openwrt.org/releases/19.07.7/targets/x86/generic/openwrt-19.07.7-x86-generic-combined-ext4.img.gz #イメージのダウンロード
$ gzip -d openwrt-19.07.7-x86-generic-combined-ext4.img.gz #.gzファイルを解答
OpenWrtイメージのカーネルバージョンの確認
VMwareの設定の際に、カーネルのメジャーバージョン情報が必要です。
そのため、事前に確認しておきます。
Devices and kernel versionsから確認します。
今回は4.14.162 でした。
QEMUのインストール
上記のイメージはそのままの状態ではVMware Fusionにはインストールできません。
そこで、仮想マシン用のイメージ作成アプリである。QEMUを使用します。
brew install qemu #QEMUのインストール
qemu-img convert -f raw -O vmdk openwrt-19.07.7-x86-generic-combined-ext4.img openwrt-19.07.7-x86-generic-combined-ext4.img.vmdk #QEMUによる仮想マシン用ファイル作成
これで、事前準備はおわりです。
OpenWrtの仮想マシンを作成する
「Linux>その他のLinux4.Xカーネル」を選択。
カーネルのバージョンは上記で調べたものを選択する。
「既存の仮想ディスクを使用」で先ほど作成した.vmdkファイルを選択する。
ここで、作成されたファイルのうち、.vmxファイルを修正します。
一番最後に、「ethernet0.virtualDev = "e1000"」を追記します。
参考URL
・OpenWrt wiki,OpenWrt on VMware HowTo
https://openwrt.org/docs/guide-user/virtualization/vmware
・nknskn ネタ置き場 ,Macbookの移行でVMware Fusionの仮想マシンが動かなくなった話
https://news-nknskn.hatenablog.com/entry/2020/06/01/024025