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MacのJavaScript for Automation(JXA)のライブラリを作る

Last updated at Posted at 2015-04-28

以前はsegmentation faultで落ちて動かなかったので放置してました。
ふと思い出して使ってみたら動くようになってたのでメモ。

OS X 10.10.3

作ってみる

Script Editorを開き、適当に関数を作ります。

sample.scpt
function greeting(){
  return "ぷいにゅー"
}

~/Library/Script Libraries/に保存して終わりです。
このフォルダが無い場合は作成します。
「sample」という名前で保存しました。

使ってみる

ライブラリの参照をLibrary関数から得ることができます。
ファイル名を指定します。拡張子(.scpt)はいりません。

この参照から、そのライブラリの関数を使うことができます。

lib = Library("sample")
lib.greeting()
//=> "ぷいにゅー"

関数の外の処理

関数の外はライブラリの参照を得た際に実行されます。
トップレベルで変数を宣言する際、ライブラリを使う側には影響ないのでvarはつけてもつけなくてもいいです。

sample.scpt
app = Application.currentApplication()
app.includeStandardAdditions = true

app.displayDialog("そと")

function disp(){
  app.displayDialog("なか")
}
lib = Library("sample") //この時点で「そと」というダイアログが表示される
lib.disp() // 「なか」というダイアログが表示される

スクリプトエディタを使わないでライブラリを作る

ライブラリはプレーンテキストのJavaScriptでは駄目です。
scptにコンパイルされている必要があります。

プレーンテキストからコンパイルする場合はosacompileを使います。

「sample2.scpt」として「sample2.js」をコンパイル
$ osacompile -l JavaScript -o sample2.scpt sample2.js

-o xxxは出力するファイル名です。省略するとa.scptという名前になります。
拡張子の補完はされないので必ず.scptをつけます。

AppleScript

ライブラリがAppleScriptで書かれていてもJXAから使用できます。逆も可。

apple.scpt
on versionOfMac()
	system version of (system info)
end versionOfMac
lib = Library("apple")
lib.versionOfMac()
//=> "10.10.3"

超絶注意

戻り値が浮動小数点数の場合、整数に強制変換されるっぽい
・ライブラリの保存後、なぜか変更が反映されるまでしばらく時間がかかる

参考

JavaScript for Automation Release Notes

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