はじめに
数年前はまだまだ一部の PC にしか搭載されていなかった UEFI ですが、今では殆どの PC が UEFI に対応しており、設定画面(いわゆる BIOS)でマウスが使えたり1、サポートにメールが送れたり2します。すごい時代になったものです。
さて、最近 VirtualBox で 新しく VM を作成する機会があったのですが、せっかくなので UEFI マシンにしようと思い「EFI を有効化」オプションを有効にしてみたのですが、うまく行かなかったので問題と対処方法を紹介します。
問題点
今回インストールした OS は debian です。インストール自体は正常に完了するのですが、VirtualBox の UEFI は電源を落とすと **設定が初期化されます **。
つまり、boot を指定しても再起動すればその設定は初期化され、UEFI シェルが起動してしまいます。
対策
UEFI は /EFI/boot/bootx64.efi
というファイルをロードするらしいです。なので、少々強引ですが debian のブートローダのファイル名を変更してしまいます。
debian のブートローダは /EFI/debian/grubx64.efi
です。
なので、UEFI シェルに入って
Shell>fs0:
fs0:\> cp -r EFI\debian EFI\boot
fs0:\> mv EFI\boot\grubx64.efi EFI\boot\bootx64.efi
としてから、再起動すれば debian が起動します。