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Alibaba Cloud ECSインスタンスの作成 2022

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あらすじ

Alibaba Cloud もコンソールの画面等々、初期の頃からかなり変わりました。
改めてECSインスタンス(仮想サーバ)を作成してみましょう。
せっかくですから Aliyun Linuxの後継製品でAlibabaがOSSにコミットしている Anolis OS を体験。

ECSインスタンスの作成

コンソールを開く

コンソールからECSを開きます。https://ecs.console.aliyun.com/
image.png
概要 から ECS インスタンスの作成 をクリックします。

基本設定

基本設定画面から設定していきます。まずは前半。
image.png

  • 課金方法

    • サブスクリプション は1ヶ月~1年間の前払いです。1年契約にすると値引きが入ります
    • Pay-as-you-go は従量課金で、1時間毎に課金されます。
    • プリエンプティブル はいわゆるスポットインスタンスです。1時間毎に課金され、突然停止するリスクがあります。
  • リージョン

    • リージョン を選択します。中国内地のリージョンを選択する場合、本人確認が必要です
    • ゾーン は複数あっても利用可能なインスタンスタイプがそれぞれ異なる場合があります。希望のインスタンスが無い場合は他のゾーンを見てみましょう
    • ゾーンランダム を選択すると、希望したインスタンスタイプが利用可能なゾーンから1つが自動選択されます
  • インスタンスタイプ

    • タイプに基づく選択 は自分でインスタンスタイプを指定します
    • シナリオに基づく選択 は用途毎に推奨インスタンスタイプが表示されます(今回は使用しません)
    • いずれの場合もサイズ(CPUやメモリ容量等)は自分で決めて選択します
    • アーキテクチャ は主にx86(Intel/AMD系)かARMか。ARMは安いけど動かないアプリがあるから要注意
    • カテゴリー は構成の種類です。計算性能・メモリ容量・高CPUクロック等、用途に合わせて選択します。迷ったら 汎用 を。今回は試験用なので 共有型 という安いのにしました
  • インスタンス数 で2以上の整数を指定すると、同一構成のECSインスタンスが複数作成されます

続いて後半(画面を下にスクロールしていきます)
image.png

  • イメージ

    • 使用するOSとバージョンを選択します。今回はアリババ謹製 Anolis OS8.6 ANCK 64 ビット を選択します。これはAliyun Linux (Alibaba Cloud Linux)の後継品です。
      • その他のOSや様々なバージョンがあります。希望の物を選択しましょう
      • セキュリティ強化 は基本的にそのままにしておきます
  • ストレージ

    • システムディスクの種類と容量を選択します
      • 拡張SSD (ESSD) のままで基本は構いません
      • Ultra ディスク はHDDです。今回は安さ重視の為こちらを選択しました
      • 他の選択肢は必要に応じてドキュメントを読んで下さい
      • 容量は必要な値を入力します。最低容量は 20GB です
    • データディスク は追加のディスクを使用する場合に使用します
    • NAS ファイルシステム は Alibaba Cloud NAS というNFSファイルサーバサービスを利用する場合に使用します
  • スナップショット

    • 定期的にバックアップを自動で行う機能です。今回はテストだから使用しません
    • この設定は後から行う事も可能です。作成時は未定で問題ありません
  • 数量

    • 数量 は作成するECSインスタンスの数で、先ほどの インスタンス数 と同じです。どちらかを変更すると連動して変更されます
  • 購入サイクル

    • サブスクリプション(前払い)の場合、その期間を選択します。1年間を選択すると値引きが有ります

以上で基本設定は完了。
画面右下に パッケージコスト としてここまでの料金見積が表示されます。(費用はこれだけではありません。今後の選択肢で価格が変動します)
次へ をクリックします。もしも確認画面が出たらそれを閉じ、再度 次へ をクリックします。

ネットワーク

次にネットワークを設定していきます。
image.png

  • ネットワーク

    • ECSインスタンスを設置する VPCサブネット を指定します
      • VPCを選択するとその中のサブネットが選択可能になります
    • 作成していない場合は何も表示されないので コンソールへ移動して作成できます をクリックして作成します
  • パブリックIPアドレス

    • パブリックIPの割り当て をチェックします。これを行わないとインターネットと通信出来ません
    • 課金方法
      • 帯域幅課金 は前払いで、契約した通信帯域幅を無制限に使用できます
      • トラフィック課金 は後払いの従量課金で、アウトバウンド(インスタンスからインターネットへ送信する)通信について課金されます。受信は無料
    • 帯域幅
      • 課金方法が 帯域幅課金 の場合は契約速度となり、この速度以上は出ません。速度を上げると料金も上がります。
      • 課金方法が トラフィック課金 の場合は最大通信速度となります。料金は実際に通信されたデータ量ですから高速に設定しても料金は同じです。ただし高額課金になる可能性がありますから注意
  • セキュリティグループ

    • ECSインスタンスに設定するセキュリティグループを選択します。
    • 基本は推奨値で良いです。セキュリティグループの作成 をクリックすると作成ができます。
  • ネットワークインタフェース

    • デフォルトのままにしておきます
  • IPv6

    • デフォルトのまま、使用しないでおきます
    • 上記パブリックIPアドレスで購入した帯域幅課金とは別途、IPv6用のパブリック帯域幅プランの購入が必要です

画面右下に料金が表示されているはずです。
image.png
この料金で問題無ければ 次へ をクリックします。

システム構成

ここではログイン用の情報を設定します。
image.png

  • ログイン認証

    • キーペア はSSH認証鍵による認証です。キーペアを作成してダウンロードする必要があります。わかる人はこちらを推奨
    • パスワード は従来通りのパスワード認証です。SSH認証鍵がわからない場合はこちら。今回はこちらで
    • 後で は上級者向けなので割愛します。興味がある方はドキュメントを
  • ログイン名

    • rootecs-user を選択します。今回は root を選択しました
  • パスワード

    • ECSインスタンスのOSへログインする際に使用するパスワードを入力します
  • パスワードの確認

    • ECSインスタンスのOSへログインする際に使用するパスワードを再度入力します
  • インスタンス名

    • ECSインスタンスの名称を入力します。コンソール上ではこの名称で表示・識別 されます
  • ホスト

    • ホスト名を入力します。こちらはECSインスタンスの OS上のホスト名 となります

以上で設定は完了、あとは最終確認のみです。
画面右下の プレビュー をクリックします。

最終確認と購入

image.png

  • 利用規約
    • チェックボックスを チェック します。しないと進めません

最終的な料金を確認し、画面右下の 注文の作成 をクリックします。

image.png

  • 支払い方法
    • 支払いに使用するクレジットカードやPayPalアカウントを選択します

画面右下の 購入 をクリックすると購入処理が実行されます。
(これをクリックした後は、キャンセルできません)

image.png
決済が正しく完了すると、購入が完了します。
数分待ってから、次へ進みましょう。

ECSインスタンスへの接続

コンソールからECSを開きます。https://ecs.console.aliyun.com/
image.png
インターネットIP に記載されているIPアドレスを控えます。

あとはTTSSHやMacOSのターミナル等、好きな端末から接続するだけです。
image.png
パスワードを聞かれたらECSインスタンス作成時に入力したパスワードを入力します。(画面赤色部)
無事、ログインできました。

まとめ

黎明期からUIがかなり変わりましたが、今回も簡単にECSインスタンスを作成できました。
Aliyun Linuxの後継品、Anolis OSをお試しあれ。

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