目的
アメリカで発売され1年以上が経過し、ようやく日本にもやってきたAmazon EchoとAmazon Echo Dot。
歴史的理由でそんな洋物をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
こういう製品は少品種大量生産でコスト削減が基本。
アマゾンが無駄なコストなどかけるはずがなく、世界中どこで買っても同じ製品だから日本語で動作するはず。
これを検証することを目的とします。
日本語に変更できるけど…
去年からAlexaを使っている人は管理画面でEchoの言語設定を変更できます。
ここに従来は存在しなかった「日本語」が出現しました。
日本語を選択すると、警告が表示されるものの日本語対応になります。
「あれくさ」と日本語読みで発音してもきちんと反応しますし、
「今日の天気は?」と話しかけるときちんと登録住所地の天気を答えてくれます。
しかしです。
「スキル」が使えないんですね。
Alexa管理画面でスキルのページを開くと日本語のスキルが表示されないどころか、言語の問題で使えないよと英語のスキルも弾かれ詰みます。
警告されたのはこのためだったのでした。
Alexaのアカウントと言語の関係
アカウントの言語とデバイスで利用可能なスキルの言語は紐付いています。
そしてアカウントの選択可能な言語はアカウントを作成したサイトに依存します。
以前から使っているみんなが登録したのは
https://alexa.amazon.com/
ですよね。これはAWSアカウント(つまりアメリカのamazon.com)のアカウントです。
そこに、今回の日本語対応で別のサイトが出現しました。
https://alexa.amazon.co.jp/
文字通り日本のamazon.co.jpが管理しています。
こちらはAWSアカウントとは無関係です。日本のamazon.co.jpで買い物をするアカウントと同じ物で、それがそのまま利用可能です。
- 日本語のスキルは日本のamazon.co.jpアカウントにデバイスを登録しないと使えないのでした
デバイスを日本のアカウントへ移動
デバイスは1つのアカウントにしか登録できません。
アメリカのアカウントから登録を解除して日本のアカウントへ登録する必要があります。
これはとても簡単です。
アメリカのAlexa管理画面 https://alexa.amazon.com/ を開き、
「設定」から一番上に登録デバイスが並んでいるので解除したいデバイスを選択。
「その他」の欄に「登録解除」というボタンがあります。
これをクリックすれば登録解除されます。
Echoが登録解除され利用不可能になっているはずです。
次に、日本のAlexa管理画面 https://alexa.amazon.co.jp/ へ接続します。
日本のアマゾンで買い物をするときに使用するアカウントでログインできます。
最初のログインでは、登録電子メイルアドレスに認証コードが送られます。
認証コードを入力すると利用可能になります。
あとは新規デバイスとしてEchoを登録するだけです。
できたかな?
こんな感じに画面が表示されれば成功しています。
まとめ
最初に立てた仮説が正しかったことが検証されました。
これを何に使うのかとかは興味がありません。そういった記事が書かれることは無いでしょう:-)
今回はAWS re:Inventで配られたAmazon Echo Dotで検証しています。
古いEchoは日本語非対応との話もあり、対応機と非対応機があるようです。
情報お待ちしています。