この記事はLITALICO Engineers Advent Calendar 2024 カレンダー4の6日目の記事です。
こちらの記事はカレンダー1の6日目の記事わからないことを理解するための知識ネットワークを具体的にどのように実践しているかについての記事となっています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。
Logseqで知識ネットワークを構築する方法
こんにちは。2024年4月に新卒で入社したばかりの新人エンジニア、@zacky_50です。
今回は、私が知識ネットワークを作るために愛用しているツール「Logseq」についてご紹介します。この記事では、Logseqを使ってどのように効率的な学習や情報整理ができるのか、その具体的な使い方やメリットについて解説します。
知識ネットワークについては冒頭で紹介のこちらの記事をご覧ください。
Logseqとは?
Logseqは、アウトライナー形式のノートアプリで、双方向リンクや階層構造を活用して情報を整理できるツールです。マークダウン形式でメモを作成でき、ノートやアイデアを簡単にリンクさせることができます。
この特性は、知識ネットワークを構築するのに非常に適しており、個々の概念や用語をつなげていくことで、学びを深めるための土台を作ることができます。
Logseqで知識ネットワークを構築する方法
1. 概念や用語をノードとして記録する
まずは、新しく学ぶ分野やトピックに関連する概念や用語を個別のノードとして新規ページに記録します。例えば、「オブジェクト指向」というページを作り、その中に関連する情報を書き込んでいきます。
2. 関連性を双方向リンクでつなぐ
記録したページ同士をリンクでつなぎます。例えば、「クラス」というページを作成し、「オブジェクト指向」のページから[[クラス]]と記述することで、それらの関連性を表現できます。
このようにリンクを活用することで、知識の全体像を視覚的に捉えやすくなります。
3. 階層的に情報を整理する
Logseqのアウトライナー形式を使って、情報を階層的に整理します。以下はその一例です:
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オブジェクト指向
- クラス
- メソッド
- プロパティ
- インスタンス
- 継承
- クラス
階層構造を活用することで、細かい情報を見逃さずに整理できます。
4. グラフビューで全体像を確認する
Logseqのグラフビュー機能を使えば、作成した知識ネットワークを視覚的に確認できます。
各ノードが他のノードとどのように関連しているかを一目で把握できますし、中心的なノードはその領域の重要なキーワードであることがわかります。(下の図ではクラスにつながるものが多いので、クラスは押さえておきたい重要ワードであると判断できる。)
Logseqを使うメリット
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知識の整理が簡単
双方向リンクや階層構造を活用することで、複雑な情報を整理しやすくなります。 -
全体像の把握が可能
グラフビューで情報のつながりを視覚化できるため、どの部分を優先的に学ぶべきかが明確になります。 -
検索性が高い
過去に作成したノードやメモにすぐアクセスできるため、必要な情報を効率よく引き出せます。 -
ローカル保存で安心
Logseqはローカル環境で動作するため、プライバシーを気にせず使用できます。 -
拡張機能で機能追加が可能
プラグインや拡張機能を導入することで、さらに機能を拡張することができます。たとえばOpenAIのAPIを使って、自動要約や文章生成を行うことも可能です。
これによってわからないことを即座に情報を整理・理解するのに役立ちます。
まとめ:Logseqで広がる学びの可能性
Logseqは、学びの効率化や知識ネットワークの構築を支援する便利なツールです。初めて使う際には少し戸惑うこともあるかもしれませんが、基本的な操作に慣れると情報整理がしやすくなり、学習をより体系的に進められるようになるでしょう。
自分に合った使い方を探しながら、ぜひ一度Logseqを試してみてください。使い続けるうちに、自然と知識が広がり、新しい発見や学びにつながるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。なにかの参考にしていただければ幸いです。
またLITALICO Engineers Advent Calendar 2024の他の記事もぜひご覧ください!それでは!