これはなに?
社内の無線LANの増設を行うにあたってairport
というコマンドラインが便利だったので紹介します。
airport
コマンドはMacOSに付属してるコマンドラインツールです。
(Linuxだとnmcli
とかiwconfig
を使うのかな?)
どんなときに便利?
- WiFiの電波状況を見たい(BSSID,RSSI(電波強度), チャネル)
- 接続してるAPのBSSIID,RSSI(電波強度),チャネルを知りたい
- 接続してるAP(チャネル)を変えたい
WiFiネットワーク構築をするときに便利!
使い方
airportコマンドは以下に格納されてます。
パスを通すか、作業ディレクトリをRecourcesまで移動しましょう!
/System/Library/PrivateFrameworks/Apple80211.framework/Versions/Current/Resources/airport
使い方を調べる
$ /System/Library/PrivateFrameworks/Apple80211.framework/Versions/Current/Resources/airport -h
Supported arguments:
-c[<arg>] --channel=[<arg>] Set arbitrary channel on the card
-z --disassociate Disassociate from any network
-I --getinfo Print current wireless status, e.g. signal info, BSSID, port type etc.
-s[<arg>] --scan=[<arg>] Perform a wireless broadcast scan.
Will perform a directed scan if the optional <arg> is provided
-x --xml Print info as XML
-P --psk Create PSK from specified pass phrase and SSID.
The following additional arguments must be specified with this command:
--password=<arg> Specify a WPA password
--ssid=<arg> Specify SSID when creating a PSK
-h --help Show this help
以下のことができます。
- 接続中の情報を見る
-I
- 切断する
-z
- WiFiをスキャンする
-s
- 接続チャネルを変える
-c
- XML形式で出力する
-x
- PSKを生成する
-P
(ググると-Aでネットワークに接続できるという情報もありますが、当方の環境ではそういった機能は見つけられませんでした。Version違い?)
WiFiの電波状況を見てみたい(電波強度RSSI, チャネル, BSSID)
WiFiの電波状況を見るには-s
オプションを使用します.
-s
の後ろにSSIDを入力すると、同一SSIDのものだけ絞り込んで表示できます。
無線APの電波状況やチャネルの干渉をチェックするのに便利です。
airport -s
RSSIとは
無線機器の電波強度を表す値です。値が小さいと電波が強い。
"Received Signal Strength Indicator"の略。
接続してるAPのBSSIID,RSSI(電波強度),チャネルを知りたい
-I
オプションで現在接続してるWiFIアクセスポイントの情報を見ることができます。
ローミングの設定をしてる時は、PCがどのチャネルに繋がっているかが重要なのでこのコマンドが便利です。
接続してるAP(チャネル)を変えたい
-c
オプションを使います。
あんまり使い所がわからないけど、どうしても接続AP変えたいときにはこのコマンドが使えます。
airport -c 36
まとめ
MacOSにはairportという無線LANユーティリティコマンドラインツールがあって
無線ネットワーク構築する際に便利でした。