#ラズパイの消費電力を計測してみた
ラズパイを使う上で24時間つけっぱなしやサーバー用途として使う人も多いはず。
となるときになるのが消費電力です。
なので今回は、ラズパイの消費電力についてまとめてみます。
###・用意したもの
・RaspberryPi ModelB
・DCDCコンバータ 3A(降圧)
↑こちらの都合で用意しました。
・ACアダプタ(12V2A)5Vの電源でもいいです。
・デジタル電圧電流計
・ピンヘッダ用ジャンパ線(あると便利)
###Let's make!
まずはACアダプタを改造します。
はじめに先っぽのコネクタとか端子は切り落として、導線だけにしてください。
あとは皮膜を向いて線をむき出しにすればOK
次にDCDCコンバータの調整?です。
これは大須で1000円で売ってました。
最大出力3Aなのでラズパイにも対応です。
同じようなやつが秋月電子とかで売ってると思います。
こういうやつね↓
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-05437/
端子ターミナルの入力側に先程改造したACアダプタの線をさしてドライバで締めます。
+ーを間違えると壊れますw
出力側にテスターを接続してから、ACアダプタを差します。
基板上のボリュームを回してだいたい5V〜5.1Vの間で調整してください。
今回購入したものは電圧メーター付きでとても使いやすかったです。
次に電圧電流計の接続です。
これも秋月とかで売ってますね。今回使用したのは貰い物です。
電流計のアンペア数は10Aでいいです。100Aとかありますがそんなに要りません
このキットは色々種類があるので解説しづらいです。
要点としては
・メーター電源はDCDCから供給
・電流計の前に負荷(ラズパイ)をつなぐ←まれにこれだとだめなものもあるので注意
キットの取説とか見ながら接続してください。
一応ですが秋月のこの商品の場合の接続法を書いておきます
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-09738/
この商品はGND内部接続なので気をつけないとショートします。
1.メーター電源はラズパイと同じ電源(5V)
※電源の細い黒線は使わないのでカット
2.メーターの前にラズパイを接続(説明のPDFどおりに)
といった感じです。
一番左のコネクタがGPIOに刺さる汎用コネクタとなっています。
コネクタじゃなくてピンヘッダ用のジャンパ線でいいですが
接続するGPIOの場所は、ラズパイを手に持ち右側にUSB、LANポート
手前にHDMIの向きで左上のピンの1,2個目が5Vの入力、3個目がGNDです。
絶対に極性を間違えないように注意です。
##結果
アイドル時(デスクトップ)で0.3A
負荷マックスで1Aギリ超えない程度
ネットサーフィン時でマックス0.5〜0.6A
YouTube動画(1080p視聴)でマックス0.7〜0.8A
この数字に5をかければ消費電力です。
アイドルで1.5W
負荷かけても5Wならかなりエコですね。
このまま検証していて気づいたのですが、
負荷をかけると一気に消費電力が上がって意外と一瞬で下がります。
瞬間的に1A超えることもあります。
なのでスマホの充電器(1A)だと落ちるのですね...
##謎???
これだと2.5Aも要るのかと思った人も多いはず。
ネットで調べてみるとこんな情報があり、
システム用で1.2A
USBサポートで1.3Aが割り当てられているとのこと
なのでどんだけ負荷かけても1.2Aは超えません。
ただしUSB機器を使えばかなり増えます。
・やってみたことその1
スマホの充電
iPhone8で検証しましたが約0.5A上昇しました。この状態で負荷マックスにしたら1.5Aいきました。
その2
USBメモリを差しまくる
割と電気食うUSBメモリを4つ差してみました。
結果は0.4A上昇。
書き込みとかやりまくったら0.6Aくらい行くときもありました。
なのでその点も踏まえて2.5Aということがわかります。
##まとめ
ラズパイはエコ。
おまけ
2.5Aも要らない
最低1.5Aでイケる
(個人の見解です)
※2019/3/28追記
使用したラズパイの種類を明記しました