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LambdaでWebを監視して、CloudWatchにログ連携してアラートメールを出す

Last updated at Posted at 2018-05-06

全体の流れ

大まなか流れは以下の感じでしょうか。

  • Lambdaを書く(テストしてログの連携を確認する)
  • CloudWatchのルール設定(Lambda関数が定期実行されるようにする)
  • CloudWatchでメトリクス設定(ログ中のError文字列を検出する)
  • CloudWatchでアラート設定(メールで通知する)

監視と通知の仕様

Lambda関数で特定のURLにリクエストを投げ、statusCodeが200ならOK、それ以外ならErrorとする。
Errorの場合はメールに通知する。

Lambdaを書く

まず、Lambda関数を用意します。

Webの監視コードを書く

webStatusCheckという名前で関数を作成します。

http/httpsモジュールは標準で使えるので、それを利用します。単に、リクエストを投げて、statusCodeを取得しているだけ。

index.js
const https = require('http');

exports.handler = (event, context, callback) => {
    
    //URL
    var url = 'http://www.bluecode.jp/lambda/';
    
    const req = https.request(url,(response)=>{

        //statusCode取得
        var code = response.statusCode;
        
        if(code == 200){
            //OK
            console.log("OK " + code);
        }else{
            //Error
            console.log("Status Error " + code)
        }
    });
    
    //リクエスト自体がエラー
    req.on('error',(error)=>{
        console.log("Fatal Error "+error.message);
    });
    
    req.end();
    
};

複雑なことをやりたければ、レスポンスをパースするなどして、もっと詳細なステータスを見ればよいでしょう。

CloudWatchとの連携

console.log("")で出力するだけで、CloudWatchに連携されるので特に何もすることはありません。
[テスト]をして、ログがCloudWatchに出力されていることを確認しておきます(下記は正常と異常時のチェックをしています)。

001.png

なお、Lambdaのコードが変わると、ログのストリームが変更されるので注意が必要です。

ルール・メトリクス・アラームの設定

ルールの設定

では、まずルールの設定を行います。
先ほど作成したLambda関数を1分毎に実行するように設定します。

002.png

メトリクスの設定

次にメトリクスの設定をします。
メトリクスはログに対して設定するため、ログのメニューから[メトリクスフィルタの作成]を選択して作成します。

003.png

ここではログに"Error"という文字列が含まれていたら反応するメトリクスを設定します。

004.png

正規表現などは利用できないようです。

アラームの設定

メトリクスの作成途中で、アラートも設定します。

005.png

Errorが起こるとしきい値が1となるようなので、条件を >0 と設定し、欠落データの処理方法を[適正]とします。
更に間隔を1分間隔に、エラー発生時の通知先を設定します。

メールは新規の場合、確認メールが送られるようなのでConfirmする必要があります。

006.png

設定が終われば監視がスタートします。

最初は[不足」となっていますが、しばらく立つとOKになります(適正と設定したので)。

007.png

アラームのテスト

一通り設定が完了したのでテストをしてみます。

監視先URLのファイルを削除してみます。
アラートが検出されました。

008.png

メールも届きました。

009.png

障害が復旧した場合、自動的に元に戻るようです。

010.png

以上。

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