ThinkPad X41に、Debian 8.2(Jessie)をインストールした時のメモです。
ゴールは、必要最低限の「無線LANでネットワークに接続する」ところまでなので、あまり高度なことは書いていません。X41にDebian 8.2はインストールできますよ、ということを言いたかっただけです。
準備
Debian JP Projectの「ダウンロード」から、「PC/サーバー用DVDイメージ (32ビット)」のリンクをクリックし、ISOイメージ(debian-8.2.0-i386-DVD-1.iso
)をダウンロードし、DVDに焼きます。
外付けのDVDドライブをUSB接続後、BIOSの設定画面に入り、ブートシーケンスを変更したのち、Save & Exitします(BIOS設定画面への入り方は、ThinkPadロゴの画面で、F2キー押下)。
あとは画面の指示に従って、インストールを行います。インストール完了後のOSバージョンは、こうなりました。
# uname -a
Linux debian 3.16.0-4-686-pae #1 SMP Debian 3.16.7-ckt11-1+deb8u3 (2015-08-04) i686 GNU/Linux
# lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Debian
Description: Debian GNU/Linux 8.2 (jessie)
Release: 8.2
Codename: jessie
無線LANファームウェアの取得
目的のファームウェアは「ipw-2200-fw」なのですが、このワードで検索をかけて出てくるページをしらみつぶしに探したところ、Intelのダウンロードページをはじめ、いずれもリンク切れしていたので途方に暮れました。が、「ipw-2200-fw-3.1」で検索をかけると、あっさり見つかり。
ファームウェアのインストール
ダウンロードしたipw-2200-fw-3.1.tgz
を適当なディレクトリで解凍後、中身を/lib/firmware/
直下に配置します。
# tar zxvf ipw-2200-fw-3.1.tgz
# cp ./ipw-2200-fw-3.1/* /lib/firmware/
あとはマシンを再起動(rmmod
→modprobe
でも支障ないと思いますが、念のため)すると、タスクバーのWifiのアイコンから、接続先のルータを選択してパスワードを入力すれば、設定完了です。
おわりに
なぜDebianなのかというと。今までは、PAE非対応なX41にUbuntu 11.04LTSをインストールしてバージョンアップする、という運用をしていたのですが、Ubuntuのバージョンアップを繰り返すうち、その肥大化にマシンが耐えきれなくなったため、「PAE非対応のマシンにもインストール可能で、かつ軽量である」という条件を満たすディストリビューションを探していたところ、目についたのがたまたまDebianだったというわけです。
せっかくのDebianが宝の持ち腐れにならないように、今後も精進したいと思いますm(_ _)m。