目的
Neologdを自身のPC環境を汚さずに欲しい。
概要
Google Compute Engine で辞書をインストールして、
Google cloud storage に zip で保存。
ブラウザからダウンロード。
背景
NeologdのダウンロードにはUbuntuが必要であるが、自身のPCの容量がない。
GoogleでUbuntuマシン作成できたな?
と、いうわけです。
触ってみる良い機会でした。
備忘録もかねて試行錯誤と手順を紹介します。
前提
- Google Compute Engine(GCE)でインスタンスを作成している。
- Google cloud storage(GCS)でバケットを作成している。
手順
- GCEにGCSをマウントする。
- GCE上で辞書を取得
- 辞書をzipファイルにしてGCSに保存。
1.GCEにGCSをマウントする。
こちらを参考にしてGCEからGCSにデータを保存できるようにします。
ハマりポイント
//ホームディレクトリ
$ touch mount/text.txt
エラー!!
touch: cannot touch 'mount/text.txt': Permission denied
なぜだと20分くらい悩み色々検索しました。
なんならcd mount
もできない。
sudo touch mount/text.txt
そういえば、前に起動しなくなったUbuntuでも全部sudo
を付けてたわと思い出す。
GCSに無事、text.txt
が作成されていることを確認。
マウント成功。
2.GCE上で辞書を取得
NeologdをGCE上にダウンロードします。
今回は、参考記事にあるように、Clund Functions にアプリをデプロイしたかったので、サイズの小さい辞書を取得しました。
$ git clone --depth 1 https://github.com/neologd/mecab-ipadic-neologd.git
$ cd mecab-ipadic-neologd/
$ sudo ./bin/install-mecab-ipadic-neologd -y -p $HOME/neologd-light -n --eliminate-redundant-entry
通常の辞書をインストールする場合は、--eliminate-redundant-entry
が不要です。
$ sudo ls
mount neologd-light
こんな感じになるはずです。
こちらの記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
3.辞書をzipファイルにしてGCSに保存。
$ sudo apt-get install zip
$ zip -r neologd-light neologd-light
$ sudo cp -r neologd-light.zip mount
2行目でzipファイルにして、
3行目で、GCSに保存。
完了。
VMインスタンスは停止。
あとは、ブラウザでGCSのバケットを開いて、ダウンロードボタンでPCにダウンロードできます。
参考