はじめに
量子コンピュータの勉強をはじめるにあたって、ディラック記法1をQiita(MathJax)で綺麗に表示する方法が必要になった。この記事ではディラック記法をQiitaのMathJaxで綺麗に表示する方法について述べる。
$$
\def\bra#1{\mathinner{\left\langle{#1}\right|}}
\def\ket#1{\mathinner{\left|{#1}\right\rangle}}
\def\braket#1#2{\mathinner{\left\langle{#1}\middle|#2\right\rangle}}
$$
やり方
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記事の冒頭に次のような数式を挿入する
$$
\def\bra#1{\mathinner{\left\langle{#1}\right|}}
\def\ket#1{\mathinner{\left|{#1}\right\rangle}}
\def\braket#1#2{\mathinner{\left\langle{#1}\middle|#2\right\rangle}}
$$
```
2. 必要なところで次のように使う
```latex
\ket{\psi} = \alpha\ket{0} + \beta\ket{1}
```
3. 次のように表示される
$$
\ket{\psi} = \alpha\ket{0} + \beta\ket{1}
$$
ディラック記法の中に分数などが入っても、次のように正しく表示できる。
\bra{\phi} = \bra{\frac{1}{a}} \\
\ket{\sigma} = \ket{\frac{1}{a}}
$\braket{\alpha}{\beta}$を次のように書ける。
\braket{\alpha}{\beta} \\
\braket{\lambda\left(\array{1 \\ 0}\right)}{\beta}
\braket{\alpha}{\beta} \\
\braket{\lambda\left(\array{1 \\ 0}\right)}{\beta}
まとめ
量子コンピュータに関する記事でよく利用するディラック記法をQiitaで綺麗に表示することができた。量子コンピュータに関する記事をQiitaで書く際の参考になると思う。
参考文献
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ブラケット記法とも言うが、この記事ではディラック記法で統一する。 ↩