はじめに
Qiita×Findy記事投稿キャンペーン 「自分のエンジニアとしてのキャリアを振り返ろう!」の参加記事。
いいきっかけなので自分のキャリアを振り返りたいと思います。
背景
学歴なし(IT系専門卒)
地方Sier勤務就職
テスター(2年)
SIerあるあるの出向(SES)というやつで、新卒入社早々国内SIer大手企業で働くことに
2年間のほとんどをテスト仕様通りにテストを行うことに費やす。
当時のSIerとしてはよくあることだが、長時間残業上等で雰囲気パワハラ系のいわゆるブラック職場
出向先に直接入社の同期が続々と辞めていく中、2年という期限付きだったので何とか耐えきる。
運用担当者(6年)
別の会社に出向、国内大手企業のIT子会社へ
一般会員向けWEBシステムの運用を担当
仕事内容は
- 画面(HTML)更新
- データ抽出
- インシデント対応(手順書ありの作業・振り分け)
運用担当者が行う主な作業は画面更新、ただHTMLのデザインはデザイン会社が行い、コードの更新は技術(保守担当)が行うので、納品されたデザイン・コードを既存ページに入れ込むことくらいか。
長時間残業は引き続きあたりまえで、インシデント発生時など24時間呼び出しがあるのはマイナス、
だが、パワハラ的な雰囲気がなくなったので、やってる当時はそこまで不満はなかった。
ただ、入社からエンジニアリングせず目立ったスキルが身につかないまま年数が過ぎることに、何とも言えない不安感を感じることもしばしば。
本社側の上司に開発へ移動したいと8年言い続けながら資格を取ってアピール
サービスデスク(1~2年)
別の職場に出向し、パッケージ商品のサービスデスクを担当
エンドユーザーからの電話を受け付けて、マニュアルなどで解決できそうな内容ならそのまま1次解答
技術関係の内容なら保守会社(技術)へエスカレーション
完全にエンジニアではなくなった感
情報処理技術者試験プロジェクトマネージャーを取った翌年にやる仕事かという思いと
エンジニアとしてのキャリアが積んだことを感じたので、第1回目の転職活動を開始
地方の仕事も少なく関東への引っ越しを検討していたころ、次の仕事のオファーが来たため転職活動中止
PL(1年)
以前運用を担当していた会社から、開発側のPLとしての仕事のオファーがあり
当時から開発がしたいと言っていたことを覚えていてもらったことに感謝しつつ、2つ返事で受諾
プロジェクトマネージャーの資格が役に立ったか?
仕事内容はPMが決めたQCDのとおりプロジェクトが進むように、
コーディングは外注しているので手を動かすことはないが、WBSとにらめっこしつつユーザー側担当者とスコープ調整をする毎日に満足感
ただこの開発部隊自体が会社命令で関東に移動することとなり、そのころ子供も生まれていたこともあって
関東にはついていかず出向解除を選択
保守担当者(2年)
10年を超えて初めて自社で勤務
パッケージアプリケーションの保守開発の仕事
C/C++で初めてコーディングの仕事を経験
ウォーターフォール開発でRD~STを一通りこなす
仕事内容に不満はなかったが、チームの雰囲気が非常に悪かったことと、そこからのキャリアアップの道筋が見えなかったため、2回目の転職活動を開始
リモートワーク普及後だったためフルリモートの仕事があり、いくつか最終面談まで進んでいたものの社内公募に受かったため、転職活動を終了
新規事業のエンジニアリングマネージャー(2年~)
現在の仕事
社内公募を発見し応募、定員に対して応募多数だったらしいが、スキル・人となりを評価されてか合格
新規事業のアジャイルチームの開発担当者から始まり、いつの間にかエンジニアリングマネージャー(エンジニアリーダー)のポジションに収まる
振り返っての感想
ほとんどエンジニアとは言いにくいキャリアをたどってきたが、振り返ってみると幅広く経験出来て悪いことばかりではなかったかと
当時はスキルが身についていない感じがしていた運用の仕事についても、エンジニアに必要な論理思考や問題解決能力が鍛えられた側面はあった気がしてきた
今、エンジニアとして大切にしていること
キャリアの中で転職というカードをもっておくと精神安定上よい
そのために、市場価値の高いエンジニアであることを意識している。
市場価値の高いエンジニアになるため気を付けていること
- 誠実な人間であること:結局は、人となり・ヒューマンスキルが一番大事
- 資格を持つ:一番簡単に知識・スキルの証明ができる手段
- 得意分野をたくさんもつ:1つをきわめてトップ数%に入る難易度は高い。スキルの掛け算で希少価値の高い人材を目指す方が現実的