プロジェクトマネージャ試験とは
プロジェクトマネジメント領域の知識・実践能力(スキル)が問われる
秋季に実施される情報処理技術者試験の高度レベル(レベル4)の論文試験。
求められる知識・スキルレベルはITSS 7段階中レベル4(中の中) ※専門家としてはアタリマエレベル
なぜPM試験をおすすめするか
- 人気・評価が高い
- スペシャリスト系の試験より勉強時間が短くてすむ
- 問われる知識・スキルが実務での汎用性が高い
問われる知識・スキルが実務での汎用性が高い
問われる知識(プロジェクトマネジメント領域)の汎用性
プロジェクトの定義「独自性がある。有期的である。」
→ ルーティンワーク以外(非定型・非定例業務)は大体プロジェクトの定義に当てはまる
→ 大なり小なりプロジェクトマネジメントの知識が応用できる
× :プロジェクトマネジメント領域の知識は、大規模ウォーターフォールプロジェクトのPMにとってのみ必要
〇:多くの業務にプロジェクトマネジメントの知識は応用可能
問われるスキルが実務に役立つ
高度情報論文資格(午後ⅠⅡ)では実務で役立つ考える力を問われる。(他の暗記系の資格対比)
→ 勉強を通じて考える力の向上が見込める
午後Ⅰ
問われるスキル:理解力+論理・水平思考
試験形式:長文を読解し、問われた内容に20~40字程度で答える
問われ方:「なぜ、こうしたのか?」「どのようなリスクが考えられるか」
長文から必要な情報を理解する力、なぜ?という問を深堀する論理思考・水平思考
開示されている情報から相手の言いたいことを理解する。リスクやメリットデメリットを提示することは、
普段の業務で必要とされる。
午後Ⅱ
問われるスキル:説明力(相手にわかるように伝える)
試験形式:お題目が例示され、問に対して800字~1200字で論述する(3問)
問われ方・答え方:
「~について実施したことを論述せよ」
採点者(相手)に向けて問われた内容を説明する必要がある。
わかりやすいようにアタリマエレベルで整理する(例えばPREP法)
Point(要点・主張):~のような対策を実施した。
Reason(理由):なぜならば、~と考えたからである。
Example(例):具体的には、~
※論文では重複は嫌われるので最後のPは省略
相手から求められている内容を、わかりやすい形式にまとめて、相手にわかるように伝える
これも普段の業務で必要とされる能力
どんな人におすすめか
-
情報処理安全確保支援士試験合格済み
→ 応用情報・情報処理安全確保支援士が残っているならお先に -
スペシャリスト系試験を1年未合格
→ ネットワークスペシャリスト・データベーススペシャリストが残っていると手が出にくいが、2回分未受験から不合格ならいったん離れて論文試験に移った方が効率的かも
結論
秋季の情報処理技術者試験は積極的にPM試験を受けましょう
→ 勉強法などは次回に続く