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MySQLのGIS機能を手軽に試せるように、市町村の境界データを配布しています

Last updated at Posted at 2019-12-20

はじめに

本記事は RDBMS-GIS(MySQL,PostgreSQLなど) Advent Calendar 2019 の3日目です。

MySQLでは5.7でGIS機能をBoost.GeometryというC++のオープンソースライブラリを採用して再実装し、8.0でも引き続き機能強化しています。本記事をきっかけにMySQLのGIS機能に興味を持ってもらえると嬉しいです。

この記事で伝えたいこと

MySQLのGIS機能を手軽に試せるように、MySQLのダンプファイルの形式で以下データを配布しています。

 ・e-Statで配布されている境界データのシェープファイルをogr2ogrを使ってMySQLに取り込んで、Spatialインデックスを追加したもの

 ※配布先はこちら

背景

MySQLのGIS機能を使う時に、シェープファイル(GIS系のデータフォーマットの一つ)を取り込めると出来ることが広がります。そこで、シェープファイルを取り込む方法について以下の資料やQiitaの記事で解説していますが、事前にGDALをインストールしないといけない、など一般のMySQLユーザーには少し敷居が高くなっています。

 ・MySQL 8.0で強化されたGIS機能と使用事例のご紹介+α
 ・MySQL 8.0にシェープファイルを取り込んで、MySQL Workbenchでポリゴンの形を確認する

そこで、まずは手軽にMySQLのGIS機能を試してもらうために、MySQLに取り込んだ状態のデータの配布を始めました。以下のGitHubリポジトリで市町村の境界データを配布していますので、MySQLに取り込んでGIS機能を試してみて下さい!

 ・MySQL-GIS-Data-Japan-eStat

今配布しているのはPOLYGONデータだけですが、より手軽に試せるように、POINTデータも配布できればと検討中です。(POINTとPOLYGONがあれば、「ある地域に含まれる〇〇を探す」、「2点間の距離を計算する」、など、試せることの幅が広がると思うので)

備考1

GDALのインストール方法については、以下のQiitaの記事が参考になります。

 ・MySQLに対応したogr2ogr(GDAL)をインストールする方法まとめ

備考2

OSM(OpenStreetMap)のデータをMySQLにインポートする方法については、以下のQiitaの記事が参考になります。取り込んだ市町村に含まれるOSMの建物データのPOLYGONやPOINTデータを取り込むと、試せることの幅が広がると思います!

 ・OSM の建物のデータをMySQL8系にImportしてQGISで表示してみた

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