【Tableau関数入門&応用】業務で役立つTableau関数まとめ!
こんにちは!今回はデータ可視化ツールTableau(タブロー)で使える関数について、実務でよく使われるものをピックアップして紹介します。
「関数って難しそう…」と感じる方も多いですが、基本をおさえれば業務効率が一気にUPします!
📌 基本の関数カテゴリ
Tableauの関数は主に以下のように分類されます:
関数カテゴリ | 主な用途 |
---|---|
数学関数 | 四則演算や丸め処理(ROUND, CEILING など) |
文字列関数 | テキストの切り出しや結合(LEFT, MID, LEN など) |
日付関数 | 日付の抽出・計算(DATEPART, DATEDIFF など) |
論理関数 | 条件分岐(IF, CASE, ISNULL など) |
集計関数 | 合計や平均(SUM, AVG, COUNT など) |
レベルオブディテール(LOD)関数 | 特定の粒度での集計・固定(FIXED, INCLUDE など) |
🧩 1. よく使う関数例と実用Tips
■ IF関数:条件分岐の基本
IF [売上] > 100000 THEN "好調"
ELSE "要改善"
END
→ 売上に応じてカテゴリを切り替える。
■ DATEADD関数:日付の加算
DATEADD('month', 1, [注文日])
→ 注文日の1か月後を計算。
■ DATEDIFF関数:日付の差分
DATEDIFF('day', [開始日], [終了日])
→ プロジェクトの所要日数を求める。
■ ZN関数:NULL値を0に変換
ZN([利益])
→ NULLをゼロにして計算エラーを防止。
■ STR関数:数値→文字列
"売上:" + STR([売上])
→ ツールチップやタイトルに便利!
🔍 2. 中級編:レベルオブディテール(LOD)関数
LOD(Level of Detail)関数は、グループの粒度を制御しながら集計を行える強力な関数です。
■ FIXED関数:固定した粒度で集計
{ FIXED [顧客ID] : SUM([売上]) }
→ 顧客単位の売上合計。シート上のディメンションに依存しない!
■ INCLUDE関数:一時的に粒度を細かく
{ INCLUDE [商品] : SUM([利益]) }
→ 表示はカテゴリ単位でも、内部的に商品単位の利益を合算。
🔁 3. Table計算関数で順位や累積
■ RANK関数:ランキング表示
RANK(SUM([売上]))
→ 売上ランキングを作成可能。
■ RUNNING_SUM:累積売上
RUNNING_SUM(SUM([売上]))
→ 時系列での合計値トレンドを簡単に可視化!
💡 4. 関数の実務活用シーン例
シーン | 使用関数 | 目的 |
---|---|---|
売上ランク表示 | RANK, INDEX | トップ商品を強調表示 |
顧客分類 | IF, CASE | 優良顧客/新規顧客などのセグメント化 |
売上目標の達成率 | SUM, ZN, DIVISION | NULL回避しつつ達成率計算 |
イベント前後の比較 | DATEDIFF, FIXED | キャンペーン効果の定量評価 |
📝 5. まとめとおすすめの勉強法
Tableau関数は慣れれば**「思考をそのまま表現できる」魔法の道具**になります。
📚 おすすめ勉強法:
- 実データで試す(サンプルスーパーストアなど)
- 「Calculated Field」の中でエラーを恐れず試行錯誤
- Tableau Publicで他人のVizを分解・分析して学ぶ
📢 次回予告:Tableauで動的パラメータ連動可視化を作る方法!
何か特定の関数やユースケースにフォーカスしてほしいテーマがあれば、ぜひコメントください!