■ はじめに
この度、ロボホンのアプリを作成すべく開発環境を構築しましたので、
備忘録として手順の記事を作成しました。
参考:RoBoHoN DEVELOPERS
■ 環境
- Windows11
- Android Studio 3.3.2
■ 手順
①JDK(Java Development Kit)のインストール
②Android Studio(3.3.2)のインストール
③SDK・Build Toolsの追加インストール
④Instant Run設定の無効化
⑤HVMLファイルの拡張子を追加
⑥HVML構文チェックツールの導入
⑦サンプルアプリのビルド
Windows11においてadb driverインストールは不可。(デバイスマネージャーからAndroid ADB Interfaceの表示を確認できない)
アプリ開発スタートガイドでは「必要に応じて」となっているため、今回は手順を省略します。
※未インストールでも動作に問題ないことは確認済み
■ JDK(Java Development Kit)のインストール
①Java Downloads | Oracleにアクセス
②[Windows]タブに遷移
③exeファイルのリンクを押下し、ファイルダウンロード
④exeファイルを開き、インストール実行(デフォルトでOK)
■ Android Studio(3.3.2)のインストール
①Android Studio のダウンロード アーカイブにアクセス
②"Android Studio 3.3.2"のリンクを押下し、ファイルをダウンロード
※開発ドキュメントでは、執筆時の最新版である【3.3.2 】が使用されているため、そちらをインストール実施する
③exeファイルを開き、インストール実行(デフォルトでOK)
■ SDK・Build Toolsの追加インストール
SDK
①Android Studioを起動
②メニューバー[File]>[Setings]選択
③[SDK Platforms]タブの"Android5.0"にチェックを入れ、[OK]押下
Build Tools
①[SDK Tools]タブに遷移し、"Show Package Details"にチェックを入れる
②バージョンごとの"Android SDK Build-Tools 32.1-rc1"が表示されるため、21以降のバージョンをチェックする
すでに「32.0.0」「32.1.0-rc1」がインストールされていると思われるため、飛ばしてOKです。
■ Instant Run設定の無効化
②[Build,Extension,Deployment]>[Insert Run]選択
③下記チェックボックスのチェックを外す
Instant Run to hot swap code/resource changes on deploy (default enabled)
④[OK]押下
■ HVMLファイルの拡張子を追加
②[Editor]>[File Types]選択
③"Recognized File Types"から”XML”を選択
④"Registerd Patterns"の[+]ボタン押下
⑤表示されるテキストボックスに【*.hvml】と入力 → [OK]押下
■ HVML構文チェックツールの導入
①RoBoHoN SDKをダウンロード
②メニューバー[File]>[Open]選択 → "RoBoHoN SDK"内の"sample"を開く
③"sample"内の以下を開く
sample\.idea\modules.xml
⑥ポップアップが立ち上がる
⑦"Relax-NG Schema Assosiation"から、"RoBoHoN SDK"に含まれている以下を選択
RoBoHoN_SDK_2_0_0\schema\hvml_schema_Ver110.xsd
⑧[OK]押下
■ ロボホン USBデバッグの設定
①背面LCDのメニューの「設定」の欄をタップ
②「端末情報」の欄をタップ
③「ビルド番号」の欄を7回タップ
④設定メニューに戻り、一番下の「その他」の欄をタップ
⑤「開発者向けオプション」の項目が追加されているため、それをタップし、OFFをONへ変更
⑥「開発用の設定を許可しますか」と聞かれるため、右下のOKをタップ
⑦同メニュー内の「USBデバッグ」の項目をタップし、チェックをONに変更
⑧「USBデバッグを許可しますか」と聞かれるため、右下のOKをタップ
⑨PCとロボホンをUSB接続した際、「USBデバッグを許可しますか?」のダイアログが表示される場合、
「このパソコンからのUSBがデバッグを常に許可する」にチェックを入れて、OKを選択
■ サンプルアプリのビルド
用意するもの
- microUSBケーブル(ロボホン⇔PC接続用)
手順
①Android Studio起動
② 「Open an existing Android Studio project」を選択し、"RoBoHoN SDK"内の"sample"を開く
③"sample"内の以下フォルダを選択
sample\applications\SampleSimple
"Android Gradle Plugin Update Recommneded" ダイアログが表示される場合、
[Don't remind me again for this project]して無視します。
④左下部に「Gradle sync finished」の表示を確認後、
ロボホンをUSB接続した状態で右上の▶ボタンを押下
⑤「Select Deployment Target」画面にて、Connected Devicesの箇所に接続しているロボホン名(SHARP SR01MWなど)が表示されていれば選択し、OKボタン押下
ロボホン名が表示されていない場合は、ロボホンがUSB接続されていないことが考えられます。
⑥ロボホン上でアプリ画面が立ち上がり、[ACCOST]ボタン押下で発話されることを確認
発話されない場合は、ロボホンがマナーモードになっていないか、「Instant Run設定の無効化」等を確認してください。