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【Actcast】チュートリアル(ImageNet Classification)

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はじめに

今回は下記リンク先のActcastチュートリアルを実施してみました。

Actcastとは

Actcast とは、エッジコンピューティングによって、高度なAI解析を利用したIoTシステムを手軽に安価に構築できる 開発者向け Platform as a Service (PaaS) です。

Actcastは安価でかつ手のひらサイズのコンピュータとして人気のあるRaspberry Pi(ラズベリーパイ)、通称ラズパイをエッジデバイスとしてサポートしています。
これにより端末のコストを数十分の一、1台数千円のレベルにまで圧縮できます。
当然、その時に問題になるのが処理能力ですが、Ideinの独自技術は、通常は数十万円のデバイスで動かすAIモデルを、軽量化することなしに、わずか数千円のデバイスで動かすことを可能にしています。

引用元:Actcast|Idein(イデイン)株式会社 ― エッジAIのスタートアップ

用意するもの

チュートリアルを始める前に、以下のものを用意してください。

:white_check_mark: PC ※今回はWindows11を使用
:white_check_mark: Raspberry Pi
:white_check_mark: 公式カメラモジュール
:white_check_mark: 電源用マイクロUSBケーブル ※今回はスイッチ付きのものを使用
:white_check_mark: マイクロSDカード ※今回は32GBを使用

以下は必須ではありませんが、ディスプレイに映したかったため用意しました。

:white_check_mark: HDMI入力付きディスプレイ
:white_check_mark: HDMIケーブル

IMG_1465.jpg

チュートリアル実施手順

サインアップ

下記リンク先にアクセスし、[Sign up with Email]をクリックしてActcastアカウント登録の手続きを行います。

デバイスのセットアップ

用意したデバイス(Raspberry Pi)をActcastに登録し、管理できるようにします。

・ Provisioning Token の発行
Actcastログイン後、グループ選択画面にて[ダッシュボードへ]を押下します。
image.png

② 左側のデバイスメニューを選択し、[デバイス一覧]を押下します。
image.png

③ [生成]を押下します。
image.png

④ Provisioning Tokenトークンが生成されました。
  トークンは次の手順で使用するため、コピーしておきます。
image.png

・ Actcast Writerのインストール
マイクロSDカードにActcast Agentイメージを書き込むため、Actcast Writerをインストールします。

ダウンロードの各リンク先よりactcast-writer-setup.exeをダウンロード後、起動します。

② [詳細情報]を押下します。
image.png

③ アプリ名がダウンロードしたものと同じであることを確認し、[実行]を押下します。
image.png

④ ライセンス契約書一読後、[同意する]を押下します。
image.png

⑤ インストールが開始されました。
image.png

⑥ インストールが完了すると、Actcast Writerが自動で起動します。
image.png

・ イメージの書き込み
先程インストールしたActcast Writerを使用し、マイクロSDカードにActcast Agentイメージを書き込みます。

① マイクロSDカードをPCのSDカードスロットに挿し込みます。

② Actcast Writerに下記のように入力します。

:white_check_mark: Provisioning Token:先程コピーしたトークンを貼り付けます。
:white_check_mark: Hostname(Prefix):デバイスのホスト名を設定します。※任意でOK
:white_check_mark: Wi-Fi:接続先Wi-Fiの情報を設定します。
:white_check_mark: Country:デバイスを設置する国を選択します。
:white_check_mark: Target Drive:インストールするSDカードを選択します。

③ 入力完了後、[Write]を押下します。
image.png
image.png

③ 書き込みが開始されました。
image.png

④ 書き込みが完了すると、画面下部に「write success」と表示されます。
image.png

⑤マイクロSDカードをスロットから取り出します。

Actcastの起動

Actcastの起動を確認します。

① 先程Actcast Agentイメージを書き込んだマイクロSDカードをRaspberry Piに挿し込みます。

② Raspberry PiとマイクロUSBケーブル・ディスプレイを接続し、マイクロUSBケーブルの電源をONにします。
image.png

③ 初回起動時はActcastのインストールが開始されます。
IMG_1470.jpg

Actの作成: ImageNet Classification

Act「ImageNet Classification」を作成します。

① 左側のAct一覧メニューの[新規]を押下します。
image.png

② [Demo]を押下します。
image.png

③ [ImageNet Classification (Free)]を押下します。
image.png

④ Actの設定を入力します。
 ディスプレイを接続している場合は、displayの設定を「true」にします。
 他の項目はデフォルト設定で構いません。

⑤ 入力完了後、[新規Actを作成]を押下します。
image.png

⑥ [デバイス一覧へ]を押下します。
image.png

Actのインストール

登録したデバイスに先程作成したAct「ImageNet Classification」をインストールし、動作確認を行います。

① デバイス一覧にて、Actをインストールするデバイス名のチェックボックスにチェックを入れます。
image.png

② [操作]を選択し、[Actのインストールを管理…]を押下します。
image.png

③ インストールするAct「ImageNet Classification (Free)」を選択し、[インストール]を押下します。
image.png

④ ダウンロード中です。
image.png

⑤ ダウンロードが完了したら、「ダウンロード完了」と表示されます。
image.png

⑥ しばらくすると、ディスプレイが画像のように処理が走っている状態になります。
image.png

Actの動作確認

ImageNet Classificationの画面が起動しました。
今回は手元にあった水が入っているペットボトルで確認しました。
95.54%「water bottle」と表示されていますね!
IMG_1474.jpg

所感

とりあえず画像認識はできましたが、
画面の出力が多々途切れるため、電源出力等色々と見直してみたいと思います。

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