エラーメッセージの不具合
Firebase認証エラーメッセージ表示の問題解決まとめ
エラーのに対して
1. firebaseauth
を使用して、auth.ts
では元のFirebase
エラーを捕捉し、新しいError
オブジェクトを生成していたことについて理解ができていなかったことが原因である。
2. auth.ts
でthrow new Error("メッセージ")
と書いた場合、そのメッセージがerror.message
となり新しいError
オブジェクトを生成していた。これについて理解ができていなくて、CreateAccount
コンポーネントでは元のFirebase
エラーコードを期待していたため、予想していたエラーメッセージを受け取ることができなかった。
エラーの原因
問題の根本はエラーオブジェクトの取り扱いの不整合でした:
-
二重のエラーハンドリング構造:
-
auth.ts
では元のFirebaseエラーを捕捉し、新しいErrorオブジェクトを生成 -
CreateAccount
コンポーネントでは元のFirebaseエラーコードを期待していた
-
-
プロパティの喪失:
- 標準の
new Error()
ではmessage
プロパティだけが設定され、元のcode
プロパティが失われた - 結果として、コンポーネント側の
error.code
による条件分岐が機能しなかった
- 標準の
エラーメッセージの出所
画面に表示されるエラーメッセージには2つの可能性がありました:
-
auth.tsのカスタムエラーメッセージ:
typescript コピー if (error.code === 'auth/email-already-in-use') { throw new Error("このメールアドレスは既に使用されています。別のメールアドレスを使用するか、ログインしてください。"); }
-
コンポーネント側で設定したメッセージ:
typescript コピー if (error.code === 'auth/email-already-in-use') { setError('このメールアドレスは既に使用されています。別のメールアドレスを使用するか、ログインしてください。') }
修正前は条件分岐の問題でコンポーネント側のメッセージが表示されず、修正後はいずれかが適切に表示されるようになりました。
解決策
コンポーネント側のエラーハンドリングを改善:
typescript
コピー
catch (error: any) {
// エラーメッセージがある場合はそれを使用
if (error.message) {
setError(error.message)
}
// FirebaseのエラーコードがあればFirebaseエラーとして処理
else if (error.code) {
if (error.code === 'auth/email-already-in-use') {
setError('このメールアドレスは既に使用されています。別のメールアドレスを使用するか、ログインしてください。')
}
// その他のエラーコード処理...
}
// それ以外のエラー
else {
setError('アカウント作成に失敗しました。入力内容を確認してください。')
}
}
error.message
を優先使用する理由
条件if (error.message)
が重要な理由:
- JavaScriptのErrorオブジェクトには必ず
message
プロパティがある -
auth.ts
でthrow new Error("メッセージ")
と書いた場合、そのメッセージがerror.message
として取得できる - このプロパティをチェックすることで、カスタムエラーメッセージを優先的に表示できる
実際の動作フロー
-
auth.ts
でFirebaseエラーを捕捉し、カスタムエラーを投げる - コンポーネントのcatchブロックでそのエラーを捕捉
-
if (error.message)
条件がtrue
となり、カスタムエラーメッセージが表示される - もし元のFirebaseエラーだった場合は
error.code
で条件分岐する
学んだこと
- エラーオブジェクトの構造理解が重要
- 複数の条件によるエラー検出で堅牢性が向上
- 標準とカスタムエラーの統一的処理が効果的
- 優先順位を明確にした条件分岐でユーザーに適切なフィードバックを提供