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なにもわからないAdvent Calendar 2024

Day 19

エンジニアが色彩検定を取って感じた周りとの“ズレ”

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はじめに

「色に対する自分の印象を言語化した言葉が、自分の言いたいことをうまく伝えられてない気がする」
これが色彩検定3級を取ろうと思ったきっかけです。
サイトの色が他と合っていない気がするのに、「明るい」や「暗い」といった言葉でしか表現できず、もどかしく感じていました。
この記事では、エンジニアとして色彩を学ぶ中で感じた「こだわり」と「ズレ」について書きました。

色彩検定を取った理由

色彩の勉強をしたいですが、どの教材が体系的にまとめられているか全く検討がつきませんでした。
けれど、検定教材なら分かりやすくまとまっており、UIを作る場面で「どんな配色が見やすいか?」に対して、適当に選ぶのではなく根拠を持ちたかったからです。

色彩勉強後に訪れた“ズレ”

色彩検定を取ると、色の組み合わせや配色の理論がなんとなく頭に入ります。結果どうなるか?

  • 「あのボタン、コントラストが足りなくないですか?」
  • 「全部が青色すぎるから、背景はもう少しトーンを下げたほうが見やすいですよね」

同僚からすると、突然細かいことを言う面倒な人になったと感じたかもしれません笑
特に、エンジニア仲間が作ったデザインに「少し待った!」と言ってしまう自分に、周りとの感覚のズレから負い目を感じることも。
提案すると「そんなの人の好き嫌いじゃん」と言われたこともあります。

色彩の知識を持つメリット

ただ、このズレは時に役に立つ武器にもなります。
1. UI/UX改善の場面
プロダクトの色使いについて、「色覚障害のユーザーにはどう見えるか」を意識するようになり、アクセシビリティ改善に貢献できました。

2. 議論が具体的に
配色を感覚ではなく理論で説明できるので、「赤がいい」ではなく「視認性の観点でこの配色がベター」と伝えられるようになりました。

おわりに

色彩検定を取ったことで難しく感じていた「デザイン」により興味を持つようになりました。
確かに周囲と評価軸がズレることはありますが、それはむしろ新しい視点を持てた証拠と考えています。ズレを楽しむことで、より良いソフトウェア作りに役立っています。
よかったら、みなさんも色彩の勉強をしてみてください。

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