はじめに
「理系だからエンジニアになるのは簡単」と思われがちですが、実はそうでもありません。やはり情報系出身の方が信頼度はあるでしょう。
私は理系の学部に所属していましたが、情報系ではありませんでした。そんな私が、なぜ情報系の知識や経験が問われるエンジニアの仕事を目指し、どのようにして社内SEとして内定を得たのかを書きます。
対象読者
- 情報系出身ではない人
- 就活で悩んでいる人
- エンジニアになりたい人
背景: 理系だけど情報系じゃない
私は理系の学部に在籍していましたが、専攻は情報系ではありませんでした。
プログラミングの経験も学校の情報の授業程度で、言語も少し触ったことがある程度。小さい頃からプログラミングに慣れ親しんでいたわけではなく、特別に「ITに詳しい」というわけでもありませんでした。
それでも、「エンジニアとして働きたい」と思うようになったのは、就職活動の軸を決める過程で気づいた、次の2つのポイントが理由です。
就活の軸
はじめからソフトウェアエンジニアとして働きたかったわけではありません。就活のエントリーシートを書く段階で自己分析をして、以下の3点が自分の職種に対する就活の軸だと分かったのでこの軸で仕事を探しました。
1. 資格が取れるか、経験がものをいう仕事がしたい
勉強して自分が成長する、キャリアを積みやすい職種を求めていました。
2. 自分が人より嫌だと思わない仕事
長時間パソコンに向き合って文字に向かう仕事に抵抗がないのは、私にとって強みでした。
現実: 情報系出身でないことの壁
エンジニアを目指す中で、最初にぶつかった壁は、情報系の学部ではないことがソフトエンジニアになれる可能性の高いIT系会社就活には不利だという現実でした。
-
書類選考の壁
「情報系出身でない」上に実績もないので、多くのIT系企業で書類選考が通りませんでした。 -
業界の労働環境に不安
さらに、IT企業の労働環境にも不安を感じていました。「長時間労働が当たり前」とされる会社が少なくないことを知り、「自分に合う環境が見つかるのだろうか」と悩むこともありました。
戦略1: ITメインではない企業を狙う
「情報系の学部出身でない」という弱点をカバーするため、私は以下のように視点を変えました。
ITを活用する企業を探す
IT業界の企業にこだわるのではなく、事業メインがIT以外で、ITを活用している会社に目を向けました。具体的には、次のような企業です:
- メーカー(組み込みエンジニア)
- 農業や製造業といったIT以外の業種のSE
ITを活用する企業の中には、中途採用で人気のある会社でも、 新卒採用では競争が少ない場合 もあります。これを狙って応募することで、書類選考のハードルを下げることができました。
結果: 社内SEの内定を獲得
このような戦略を採用した結果、私はメーカーの組み込み系エンジニアや製造業の社内SEとして内定を得ることができました。
社内SEを選んだ理由
- ITを活用して会社全体を効率化するという役割に魅力を感じたため
- 長時間労働が少なく、自分のライフスタイルに合っていたため
まとめ: 情報系じゃなくても情報系の仕事を目指せる
情報系の学部に所属していないと、エンジニアとして就職するのは難しいと感じるかもしれません。しかし、戦略次第で道は開けます。
今回のポイント
- IT業界にこだわらず、ITを活用している企業を狙う
- 自分の強みを明確にし、応募企業にアピール
- 新卒市場の競争が少ない企業をリサーチ
私の経験が、これからエンジニアを目指す方の参考になれば嬉しいです!
もし同じような状況で悩んでいる方がいれば、ぜひコメントで教えてください!