はじめに
Terraformを手軽に試す方法を教えていただいたので残しますね。
面倒な環境構築なしにAWSアカウントさえあればすぐにハンズオンできます。
具体的には、
AWS CloudShellにTerraformをインストールしたのち、
Terraformを使ってS3バケットを作成します。ぜひ試してみてね。
CloudShellとは?
コンソール上で使えるコマンドラインツールです。
AWS CLIがインストール済みなので、即座にawsコマンドが使える優れものです。
コンソール左下にある「CloudShell」をクリックすると開きます。
今回はCloudShellでコマンド実行していきます。
まずTerraformをインストール
Terraformをダウンロードします
wget https://releases.hashicorp.com/terraform/0.14.2/terraform_0.14.2_linux_amd64.zip
ディレクトリを指定して、zipを解凍します
sudo unzip terraform_0.14.2_linux_amd64.zip -d /usr/local/bin/
バージョンを確認
terraform --version
これでTerraformをインストールできました
TerraformでS3バケットを作ってみる
main.tfを作成
vi main.tf
provider "aws" {
region = "ap-northeast-1"
}
resource "aws_s3_bucket" "example" {
bucket = "cloudshell-terraform-demo2025"
acl = "private"
tags = {
Name = "ExampleBucket"
Environment = "Demo"
}
}
ざっくり解説
-
provider:プロバイダ設定
-
region = "ap-northeast-1" は 東京リージョンのことです
-
bucket = "cloudshell-terraform-demo2025"
S3バケット名です。「S3を使うための箱の名前」と思ってください。
バケット名はグローバルユニーク、つまり世界中のどのS3バケットにも被らない名前である必要があります。
main.tfで設定を書いたら以下のコマンドで初期化します
terraform init
「Terraform has been successfully initialized!」と表示されたら成功です。
main.tfの内容を適用し、S3バケットを作成します.terraform apply
「Enter a value:」が表示されたら「yes」と入力します。
S3バケットが作成できたか確認します。
aws s3 ls
バケット名が表示されたら成功です🎉
後片付け:Terraformで作成したリソースを一括削除
下記のコマンドでリソースの削除ができます。
applyコマンドと同様に「Enter a value:」が表示されたら「yes」と入力してください。
terraform destroy
まとめ
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。
「4コマンドじゃなくね?」と思われた方、さすがです。
”ほぼ”「4コマンド」です。
とはいえ手軽なのはありがたいですよね。教えてくれた方に感謝です。
自分含めコンソールの操作にまだ慣れていない方は、まずコンソールたくさん触りましょうね〜
参考にさせていただきました