扱う内容
・EBS
・EFS
・FSx
・Storage Gateway
【EBS】
EBSのアタッチルール
・EBSボリュームは、複数のEC2インスタンスからアタッチすることはできない
・逆に、EC2インスタンスは、同一AZに存在するEBSボリュームを複数アタッチできる
ただし、他のAZのEBSボリュームにはアタッチできない
EBSのボリュームタイプ
汎用SSD
シンプルなやつ。開発やテスト環境向け
プロビジョンドIOPS SSD
高いI/O性能が必要ならこれ
io1で十分だが、もっと高性能なのが必要ならio2を使う
スループット最適化 HDD
順次アクセスを行うデータベースとか、ビッグデータとかログ処理とかに使う
Cold HDD
利用頻度の低いデータの保存に適している
EBSボリュームの暗号化
EBSボリュームはKMSで暗号化キーを作成して暗号化する
暗号化されていないEBSボリューム内のデータを暗号化するときは、スナップショットを作成して同じEBSボリュームを作成する際に、暗号化ステータスを有効にする
EBSボリュームの削除
EBSボリュームは、アタッチされたEC2インスタンスを終了(削除)したときに、同時に削除するかどうかを設定できる
デフォルトでは、ルート扱いのEBSボリュームは削除され、それ以外のEBSボリュームは削除されない
EBSボリュームが残っていると、その分お金がかかる
インスタンス終了時に全部のEBSボリュームを削除したい場合は、DeleteOnTerminationの値をTrueに設定する。デデンデンデデン
【EFS】
EFSの基礎知識
・NFSをサポートするファイル共有ストレージサービス
・Linuxベースのワークロードに向いている
・排他制御(更新中に他ユーザーから更新されることを防ぐ)が使用されている
・保存したデータ量に伴って、自動的にスケーリングされる
・デフォルトで保管データの暗号化と、自動バックアップを行ってくれる
・マウント時にTLSを使用できるので、安全にデータの転送ができる
EFSのマウントルール
・EFSは、複数のEC2インスタンスや、違うAZのEC2インスタンスからマウントできる
ファイルシステムへの読み取り・書き込み性能の調整
EFSでは、ファイルシステムに対する読み取り・書き込み性能(パフォーマンス)の設定ができる
パフォーマンスの設定には、以下の2種類がある
パフォーマンスモード
ファイルシステムの基本的な性能を設定する
ファイルシステム作成時にしか設定できない
①汎用パフォーマンスモード
一般的なパフォーマンスモード
②最大I/Oパフォーマンスモード
大容量データや、数千台のクライアントの処理向けのパフォーマンスモード
スループットモード
運用中に変更できる
①バーストスループットモード
特定のラインを超えて負荷が高くなったら、一時的に性能を上げるよう設定ができる
②プロビジョニングスループットモード
ユーザーがあらかじめ設定した性能を満たすように設定ができる
【FSx】
FSxの基礎知識
・さまざまな業界標準のファイルシステムをAWSで使えるようにするサービス
FSxの種類
FSx for NetApp ONTAP
NetApp ONTAPファイルシステムを提供する
NFS(リモート上のファイルをローカルファイルのように扱える仕組み)や、SMB(ファイルやプリンタの共有をできるようにする仕組み)をサポートしている
FSx for Lustre
Lustreファイルシステムを提供する
なんかめちゃくちゃパフォーマンスがすごいらしい
低頻度アクセスのデータをS3に配置するオプションがある
FSx for Windowsファイルサーバー
Windows Server上に構築されたファイルシステムを提供する
ファイルサーバーにはオンプレミスとAWS両方からアクセスできる
SMBを使用する
【Storage Gateway】
Storage Gatewayのゲートウェイタイプ
キャッシュ型ボリュームゲートウェイ
データをS3に格納しつつ、アクセス頻度が高いデータはローカルにキャッシュすることで高速アクセスできるようにする
対応プロトコルはiSCSi
保管型ボリュームゲートウェイ
データをローカルに格納し、非同期でデータ全体をスナップショットとしてS3に格納する
テープゲートウェイ
物理テープ装置の代わりにデータをS3に格納する
S3ファイルゲートウェイ
データをS3に格納しつつ、アクセス頻度が高いデータはローカルにキャッシュすることで高速アクセスできるようにする
対応プロトコルはNFSまたはSMB
FSxファイルゲートウェイ
データをFSxに格納する