はじめに
2/10に、AWS SAA(Solutions Architect Associate)に合格しました。
合格ボーダーが720点だったのに対し、得点が816点でした。試験後、若干手ごたえが不安でしたが、その割にはよく取れてたんじゃないかなと思います。
せっかくなので、合格に向けて何をやったか、試験はどんな感じだったかみたいなのを記録していきたいと思います。
私について
- SIer勤務4年目
- クラウド歴としては入社時からずっとAzureを触ってました。正直今でもAzureよくわかってないうえに最近全く触らないので忘れかけてます。
- 昨年11月よりAWSを使う案件の保守をすることになったが、AWSを全く知らないまま保守をするのもどうかと思ったので、手始めに12月にAWS CLFを取得。
- CLF合格後、そのまま勢いでSAAを学習してました。
AWS SAA(Solutions Architect Associate)とは?
試験概要はググればいくらでも出てくるので詳しく書くことはしませんが、簡単に言うなら、AWS上でシステムを構築する際に、いかにAWSが推奨するベストプラクティスに沿ったアーキテクチャを組み上げられるか、そういった部分に関する知識を問われる試験です。
AWS認定資格の難易度としては中級にあたります。
詳細はこちら↓
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/
勉強方法
使用した教材
①Ping-t
https://mondai.ping-t.com/g
学習の8割はこれを使ってました。基礎から試験レベルまで問題が無料で200問近く解き放題。素晴らしい。
解説も非常に丁寧で、AIによる解説&不明点の質問も可能。メインの教材としてはまず第一にオススメします。
②徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書 第3版[SAA-C03]対応
https://book.impress.co.jp/books/1122101088
とりあえず知識の収集用として購入。
内容は普通に良かったですが、正直あんまり使いませんでした。
特典の模擬問題を、試験前日に時間計ってやったりしました。問題自体は良問だけど解説が微妙。
③一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト[C03対応]直前対策テキスト
https://www.shuwasystem.co.jp/book/b618594.html
AWS CLF受験時に最後の知識補填としてとてもお世話になったので、今回も購入。
内容はとても良かったです。
ただ、これだけやったところで合格率85%以上になるかって言われたら正直微妙な気がする。
悪くはないけど、何かしらと併用して使うのがオススメです。
勉強期間
約1ヶ月ちょい
ほんとは1カ月以内に取り切るつもりでいましたが、月末に風邪引いたせいででちょっと期間が伸びました。許せねえ。
勉強方法
CLF取得で最低限のAWSの知識は身に着けた状態で、まずPing-tで問題を解きました。
通常は参考書で知識をインプット→覚えた知識を使って問題を解く、というのが基本的な勉強パターンだと思いますが、自分の場合はインプットの時点で途中で飽きるか燃え尽きる未来しか見えなかったので、とりあえずなんもわからん状態でも問題を解くところから始めました。
(CLF受験時も同様でした)
んで、問題を解いて解説を読むのを行いながら、知識の補填として参考書を少しずつ読んでいくことで、問題演習で得た知識と参考書で得た知識がパズルみたいにくっついて、自分の知識としてストックされていきます。
基本的にはこれを繰り返してました。
学習開始から試験日2週間前くらいまでは、Ping-tの基礎問題を3周、試験レベルの問題を2周くらいやりました。その間、知らなかった知識などはジャンルごとにQiitaに自分用ノートとしてまとめました。↓
試験日1週間前になったら、Ping-tの解説文や、「一夜漬け AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト[C03対応]直前対策テキスト」をひたすら読み漁り、現時点で自分が知らない知識があったら書き出して覚える、いわゆる知識のかき集めみたいなことをやってました。
このときはあえて手書きでやってましたが、意外とこっちのほうが覚えやすかったです。今後はどうしようかな…手書きのほうがいいんだろうけど、Qiitaの記事として残す方が自分の資産にもなるしな…。
字がきったないですね。
試験日前日は、「徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書 第3版[SAA-C03]対応」についてる特典の模擬問題を、実際の試験時間である140分計って解いてみました。
この時点ではだいたい8割、時間も1時間以上残して解き終わりました。いろんな合格体験記で「140分じゃ全然時間が足りない!」っていろんな人が言ってたので不安でしたが、案外そうでもなさそうで安心しました。
試験当日
あらかじめ予約しておいたテストセンターで受験しました。
AWS SAAは、受験後すぐには結果が出ず、当日のだいたい20時くらいに結果が発表されると聞いていたので、とりあえず朝早く受けようと決めてました。仮に17時とかに受けたら次の日とかに発表されそうでなんかイヤだったので…。
結果、だいたい20時半ごろにAWS認定アカウントで合格通知を確認しました。
試験の感想
普通にむずい
あとおまけに問題文が長い。解答の選択肢の文章も長い。
そしてそれが65問ある。
シンプルにしんどいです。
時間に関しては、模擬試験を解いた時よりかは若干時間かかったけど、足りないということはありませんでした。
問題の難易度ですが、若干Ping-tより難しい印象を受けました。もちろんPing-tで得た知識だけで解ける問題もありますが、それでも1問解くのにまあまあ頭使う感じでした。
あと、全然聞いたことないサービス名がガンガン出てきます。しかもその聞いたことないサービス名が正解の選択肢だったりする。AWS Schema Conversion Toolとか今まで勉強してきた中で見たことも聞いたこともないんですけど、誰ですか貴方。
Ping-tだけでも受かるとは思いますが、やっぱりそれと何かしら併用して勉強した方がよいです。上記のテキストなどでもよいですし、あとはUdemyの問題集とか。私はUdemyの問題集は難易度が高すぎるゆえ全く使いませんでしたが、やっとけば変な問題が出たときに対応しやすくなるんじゃないかなと思います。
おわりに
なんか、「AWS SAAはAWS入門に最適!」とか、「未経験者でも2週間で取得可能!」みたいなことをよく言われていますが、個人的にはそこまで簡単な試験じゃないと思います。
試験範囲も広いし、ベースとなっている考え方のパターンがあるとはいえ覚えることもかなり多い。
あと、自分みたいに「今までAWS触ったことなかったけど、触ることになったからとりあえず資格取るか!」って人は迷うことなくAWS CLFから受験した方がよいです。SAAから始めるのも不可能じゃないと思うけど、ベースになる知識があったほうがやっぱり楽ですから。
とはいえ、私みたいな意識低い系クズ人間でもちゃんと勉強すれば取れる資格なので、今現在勉強している方々は、自信を持って勉強、受験されるとよいでしょう。
この記事が、SAAの資格取得を目指す方々へご参考になれば幸いです。
余談
あえて名前は出しませんが、SAAの合格体験記でよく出てくる某問題集のサイト、ブレインダンプサイト説が結構出回ってるので、使用を検討されている方は一度ちゃんと調べることをオススメします。
ブレインダンプサイトで勉強して資格を取得したところで特に意味はないので…。
今後はAWS SOAとAWS DVAの取得を目指そうかなと思います。