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Windows版iTunesのバックアップ場所を変える

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この記事なんだよ

タイトルの通り、Windows版iTunesのiPhone(iPad)のバックアップ場所が表面上Cドライブ固定になっているのを変えるだけの浅い記事です。 正直Windowsのプロンプト使えたりする人は読む価値はないと思います。

なぜ書いたか

「iPhoneのバックアップしたらCドライブが真っ赤になったから助けてくれ」 友人からのこの一言が事の発端になります。 そんなん保存場所指定すれば解決だろ、何言ってんだ?なんて軽い気持ちで言いつつ、嘘言ったらいかんので自分でも変えれるか確かめてみたら・・・

どこにもその設定がねぇ

ないんですよ、はい。
メニューバーの各項目漁ろうがShiftとかそれっぽいキー押しながら「今すぐバックアップ」押そうができない
ggってもサードパーティーのソフト使ってたり手動で動かしてたりでどれもめんどくっせ、この為だけにソフトもう1本インストールするのも癪。
なのでコマンドで勝手に別のドライブに移すようにしよう、そういう記事になります。

方法

そもそもバックアップ場所どこだよ、って話です。
結論から言ってしまえば以下のパスになります。

C:\Users\{ユーザー名}\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup

はい、iTunesのインストール場所とは完全に分離してるのできっと恐らくインストール場所を変えても意味ないと思います。多分。きっと。めいびー。
要はこの"Backup"フォルダをなんとかして別ドライブにつなげりゃいいわけです。
その別ドライブにつなげる方法としてディレクトリ・ジャンクションというのを使います。ジャンクションについてはここでは解説しないので他の記事漁るなり何なりしてください。

ここの記事が分かりやすいと思います。
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1306/07/news111.html

コマンドの中身とか知らんからとりあえず早くやらせろって人はこれだけコマンドプロンプトにコピペすれば終わりです。

保存先変更.bat
D:
mkdir backup_iTunes
C:
cd "%appdata%\Apple Computer\MobileSync"
rmdir /S/Q Backup
mklink /J "%appdata%\Apple Computer\MobileSync\Backup" "D:\backup_iTunes"

では解説に移っていきます。
1行目のD:はドライブの変更です。EドライブにしたかったらE:とします。
2行目のmkdir backup_iTunesはバックアップ先の作成です。文法としては

mkdir "バックアップ先に指定したいパス"

になります。この時Windowsのフォルダの命名ルールに従うようにしてください。(使用不可文字など)
一応1行目と2行目はmkdirの引数を絶対パスにすることで1行にまとめることができます。

例.bat
C:\> mkdir D:\backup_iTunes

3行目は1行目と同じくドライブの変更です。

4行目は上で記したバックアップ場所にカレントディレクトリを移しています。%appdata%というのはC:\Users\\{ユーザー名}\AppData\Roamingの略称という認識で良いです。

5行目のrmdir /S/Q BackupはBackupというフォルダとその配下にある物を全て削除しています。この後同名のリンクを作成する為です。

最後はディレクトリ・ジャンクションを作成しています。文法としては

mklink "オプション" "リンクの作成場所\リンク名" "リンク先へのパス"

という風になります。今回は/Jオプションを使っているのでジャンクションになります。ジャンクションのいい所は権限が必要ないという所です。管理者権限とかだったら別にただのシンボリックリンクでもいいと思います。

ちなみにこの一連のコマンドで今までのバックアップは消すことになるので残したければ新しいバックアップ先に退避するなりなんなりしてください。

以上、楽しいWindowsライフを!

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