はじめに
BIG-IP VEの評価版が必要になったのは人生二度目。
約3年前はSR-IOV方面、今回はIPSec VPN方面。
今回はAzure上で利用するがAzureに限らずKVM、ESXi、AWSなどでも利用できると思われる。
入手方法が変わっていた + ややこしくなったので備忘録も兼ねて。
補足:
ややこしくなったというのは、
- 「BIG-IP VE 評価版」で検索して出てくるここに必要事項を入手して送信ボタンを押下してもエラー画面が出るだけで評価ライセンスが入手ができない
- F5のログインページから辿れるここだと評価ライセンスの入手の仕方がよくわからない
という感じで落とし穴がある。
評価版ライセンスを入手する
F5のログインページでアカウントを作成した後、そのアカウントでログインする。
上記のログインセッションが残っている状態でここにアクセスして「ログイン」ボタンを押下する。
以下の項目を選択する。
- 検証の目的
- 仕事上の役割について
- 評価対象
- 「BIG-IP VE and BIG-IQ」 ※今回はこのライセンスを選択
- ライセンス数
登録したメールアドレス宛に評価版ライセンスが届く。
評価版ライセンスを適用する
入手したライセンスの適用方法については例えばAzureの場合だとマーケットプレイスの
- F5 BIG-IP Virtual Edition (BYOL)
- F5 BIG-IP VE-ALL(BYOL, 1 Boot Location)
のイメージを元に作成されたインスタンスに適用できる。
ライセンスのアクチベーションについてはここを参考にすること。
1vNIC構成の場合においてWebGUIのhttpsポートは443ではなく8443であるためWebGUIにパブリックIPで直接アクセスする場合はAzureのセキュリティグループの設定変更などが必要になる。
KVMやESXiの場合は、
F5のログインページでログインしダウンロードページで以下のようにリンクを辿ってイメージを入手する。
- BIG-IP v15.x / Virtual Edition with Traffic Management Operating System® (TMOS®)
- Virtual-Edition
- BIGIP-15.0.0-0.0.39.ALL-vmware.ova ※ESXi
- BIGIP-15.0.0-0.0.39.ALL.qcow2.zip ※KVM
- BIGIP-15.0.0-0.0.39.ALL.vhd.zip ※Hyper-V
- Virtual-Edition
AWSについてはマーケットプレイスに該当するAMIが存在すると思われるが執筆時点では未確認。