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WSR-5400AX6SでIPv4 PPPoEとIPv6 IPoEを共存させる

Last updated at Posted at 2021-10-01

はじめに

IPv6を使いたいけどIPv4はIPoE (IPv4 over IPv6) にしたくないというニッチな向け人の備忘録です。
この方式を取ることで一定の恩恵がある人はいますが自分で何とかできない人は実施しない方が良いかも。自己責任でお願いします。

設定のバックアップをして元に戻せるようにしておくと良いかもしれません。

なぜそうしたか

10/1に「WSR-5400AX6S」が届いたのですがそれ以前はIPv4/IPv6ともにIPoEでした。(※OCNバーチャルコネクト)

IPv4をIPoE (IPv4 over IPv6) にすることでIPv4 PPPoEに比べてIPv4の通信が高速になるケースはあるのですが以下のデメリットがあるためです。

  • IPv4グローバルIPアドレスを複数人で共有する事になる
  • IPv4グローバルIPアドレスは固定になる (MAP-Eの場合)
  • ポート開放の自由度が低い

また、IPv6を引き続き使いたいのはIPv6で提供されているサービスを引き続き使いたいためです。

具体的な設定について

  1. WSR-5400AX6Sの筐体についているモード変更のできる物理スイッチをManualにします。 (すでにManualならOK)
  2. WSR-5400AX6SのWeb管理画面にアクセスします。
  3. 画面左部のメニューからPPPoEの設定画面に飛んでPPPoEの設定を入れます。 (IPv4の設定)
  4. 画面左部のメニューからInternetの設定画面に飛んで「PPPoEクライアント機能を使用する」の設定を入れます。
  5. 以下のIPv6の設定を反映させます。
    1. 画面左部のメニューからIPv6の設定画面に飛んで「インターネット@スタートを行う」にチェックを入れます。
    2. IPv6ブリッジを許可するのチェックを外します。 (※必要ならチェックを入れたままで大丈夫です。)

最後に

IPv4 PPPoEでもISP側がキャリアグレードNATしているケースなどは大差ない可能性はあるので書いておきながら好みの問題かもしれません。

IPv4 PPPoEでまた通信速度がどうしても耐えられなくなればIPoE (IPv4 over IPv6) に戻すか、ルータをさらに増やしてIPv4 PPPoEとIPoE (IPv4 over IPv6) を共存させるという構成を取る可能性があります。そこまでするならYAMAHAルータ等一台でそれが可能な構成にしてしまうかもしれません。

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