記事の目的
- git commit コマンドについて記載
本文
ステージングエリアの準備ができたら、変更内容をコミットすることができる。
コミットの対象となるのはステージされたものだけ
追加したり変更したりしただけでまだ git add を実行していないファイルはコミットされない。
そんなファイルは、変更されたままの状態でディスク上に残ります。
例
- この例では、最後に git status を実行した時に全てがステージされていることを確認したこととする。つまり、変更をコミットする準備ができた状態。
コミットするために打ち込む
$ git commit
これを実行すると指定したエディタが立ち上がる。
- エディタには次のようなテキストが表示されます。(Vimの画面の例とする)
# Please enter the commit message for your changes. Lines starting
# with '#' will be ignored, and an empty message aborts the commit.
# On branch master
# Changes to be committed:
# new file:
# modified:
#
~
README
CONTRIBUTING.md
~
~
".git/COMMIT_EDITMSG" 9L, 283C
-
分かること・できること
・デフォルトのコミットメッセージとして、直近の git status コマンドの結果がコメントアウトして表示され、先頭に空行があることが分かる。
・デフォルトのコメントを消して自分でコミットメッセージを書き入れていくこともできますし、何をコミットしようとしているのかの確認のためにそのまま残しておいても構わない。(何を変更したのかをより明確に知りたい場合は、 gut commit に -v オプションを指定します。)
・エディタを終了させると、Gitはそのメッセージ付きのコミットを作成します。 -
別例:コミットメッセージをインラインで記述することもできる。
(筆者はいつもこちらを使う)
$ git commit -m "Story 182: Fix benchmarks for speed"
[master 463dc4f] Story 182: Fix benchmarks for speed
2 files changed, 2 insertions(+)
create mode 100644 README
- 今回のコミットで分かること
・表示:「どのブランチにコミットしたのか(master)」「そのコミットのSHA-1チェックサム(463dc4f)」「変更されたファイルの数」「そのコミットで追加されたり削除されたりした行数」が分かる。
・コミットが記録するのは、ステージングエリアのスナップショットであること。