バックボーンネットワークとは?
Microsoftのデータセンタ間の通信は全てMicrosoftの管理しているネットワークを通ります。
Azureにおけるバックボーンネットワークはこの「Microsoftの管理しているネットワーク」を指します。
バックボーン通信と言ったりもします。
※あくまでよく使われる「バックボーンネットワーク」はこういった意味だと思っていますが、人によっては違った用途で使用している場合もあります。
そしてこのバックボーンネットワークは”インターネットではない”と明言されています。
Microsoft サービス間のあらゆるトラフィックはこのグローバル トラフィック内でルーティングされ、決してパブリック インターネットを経由しません。
しかし、パブリックなインターネットを経由しませんがパブリックIPアドレスでの通信を行うため、「閉域」ではありません。
パブリックなインターネットって?
いわゆる「インターネット」のことを指しています。
もう少し詳しく記載すると「盗聴される危険性のある不特定ネットワーク」という意味合いが強いかと思います。
よくあるQA
Q:「インターネットを使いたくない」
A:バックボーンネットワークを許容するなら、通信先をMS内のサービスに留めることで可能です。
Q:「パブリックIPアドレスを使いたくない」
A:バックボーンネットワークはパブリックIPを使用します。
クラウドを活用していく上では基本的にあきらめたほうがよいかと思います。メリットが激減します。
Q:「専用線/閉域で接続させたい」
A:バックボーンネットワークはMicrosoftが容易したMSサービス間の通信のみが通る場所です。不特定なネットワークを通るわけではありませんが、閉域ではありません。
本当に閉域にしたい場合、例えばM365へのアクセスをする際は「Express Route Microsoft Peering」といったサービスを使うことを検討する必要があります。
最後に
バックボーンネットワークについてまとめてみました。
何か間違えている点があれば優しく教えていただけると嬉しいです。