はじめに
2020年3月から社員の9割以上がテレワークで勤務している弊社ですが、2024年6月の今も制度変わらずリモートワークを行っており、また今後もその制度を変える予定はありません。
そんな弊社が去年導入したMetalifeですが、運用を始めて1年が経とうとしてますので現在地を是非みなさんに共有したいなと考え記事を書きます
導入時の記事もありますので是非ご覧いただければと思います
数値で見る現在地
社員数:40 ~ 50人ほどの規模
Metalife常時ログイン人数:15~20人程度
ログイン最大:25人程度(常時ログインしていない人がMTGなどでログインするような日)
導入当初の課題と目的を今一度確認
- 雑談がなくなり、メンバー間の関係性が低下してしまっており、質問を気軽に行えなかったり、レビュー指摘等で指摘されても素直に受け取れないケースが出てきている
→ 雑談を推奨し、それが自然発生するような雰囲気を作り出すことによって、質問しやすい環境を整えると同時に、メンバー間の摩擦を減らしていく - 経験の浅い若手エンジニアに対して、いろんな人がいろんな知見を共有できる機会がなくなってしまった。(若手側は得る機会を失ってしまった)
→ 前述の質問しやすい環境にも繋がるが、先輩社員の仕事に対する考え方や知見を雑談を通して学べる環境を整備する。また、勉強会を推進することでさらにそれを促進する。(勉強会を大袈裟にやるのではなく、もっとライト行えるな場として定義し直したい)
現在も続くMetalife利用活性化の施策
おでん屋(メンバーがふらっと集まるランドマークの作成)
おでん屋には毎日いろんな人が雑談や相談目的でやってきます
このランドマークには決まった時間帯に必ず誰か人がいる状態を作ることで「話したい時にふらっと行ける場所」ということになり、自然と人が集まりやすいな場所になっているかと思います
話しかけるきっかけづくり(看板運用)
Metalifeでは看板という機能があり、これがいろんなことに活用できて非常に便利です
この看板機能を利用してネタオブジェクトを作ることで会話のきっかけになったりしてすごく良いです
自身のスペースにデフォルトのオブジェクトや看板でオブジェクト配置してオシャレに
知識の広場(Tipsの集約)
最近廃れ気味ではありますがTipsの集約もMetalifeで行えます(メンテが少し面倒ですね)
Metalife利用を前提としたイベントの企画
いつもイベントの運営で手一杯になってしまってキャプチャ撮るのを忘れてしまいますが、以下のようなイベントも定期的に行っています
- オンライン飲み会
- プチ勉強会
Metalife利用活性化の施策(廃れていったしまった物)
朝の挨拶
「〇〇さんおはよう、挨拶だけしにきたー!」
朝、MetaLifeにインしてくれた人にはなるべく挨拶を行うようにしています
以前はこのような施策を行なってMetalifeでコミュニケーションをとる習慣作りを意織的に行なっていましたが、現在はやらなくなってしまいました。。
挨拶は大事ですし、朝話すことで自分の頭もやる気になるし、相手の様子もうかがえるしでメリット大きいので、もう一度意識的にやってみるのはいいかもしれません
イベント関連の掲示板
弊社ではこのように情報共有系の掲示板を用意しているのですが、これの活用がイマイチできていないように感じます
活用されない理由は私が思うに以下
- いちいち見にこなきゃ更新を確認できないので、非常にめんどくさい
- コンテンツをメンテするのがすごい大変
- 「看板」機能が強力なため、ある程度それで代用できてしまう
もしこのアイデアを活用するなら、頻繁に更新必要なものよりは、オンボーディングや本紹介など、データベース化できて更新頻度がさほど高くないものがいいかもしれません
最近新しく始めた活性化施策
もくもく部屋
自身が管理をしているプロジェクトで「もくもく会」や「レビュー会」などを開きたく、このようなスペースを用意してみました
用途がずれてきてしまっていますが、朝会の会場などにも使用されてますし、その名のとおりもくもく部屋として活用もされています
現在はそのプロジェクトで専有みたいな形となってしまってますが、もくもく部屋を全社的に利用してもらえるよう宣伝もしてきたいなと思います
ワイワイガヤガヤ部屋
あまり大きな声で宣伝してしまうと怒られちゃうのですが、ワイワイガヤガヤ部屋も用意しています
主に雑談しながら仕事とか音楽流してみたりだとかそういうような目的で使っていただけるといいかなと思い設置しています
メインフロアと階が違うというのと、さぼっている感出てしまうのでなかなかみんなに活用いただけませんが一応このようなものも用意しているという紹介です
今後社内のMetalifeコミュニティーをどのように継続・発展させていくか
開発プロジェクトのメインコミュニケーションツールとして活用したい
フルリモートの弊社では基本的にはslackベースでのテキストコミュニケーションが主流でしたが、「コミュニケーションを重視したプロジェクト運営をする」と目標だて、年始から始めた開発プロジェクトがうまくいっている実感があります
このプロジェクトではMetalifeでのコミュニケーションを中心に据えて、日々の朝会/夕会、業務中の質疑応答などのほとんどをMetalifeで行っています(もちろん業務的に記録が必要な重要な事柄は別ですが)
今まで「ちょっとハドルいいですか?」としていたものやテキストベースでしか聞けなかったことも、Metalifeのチャイムを鳴らすだけで会話が始められるということで積極的に活用いただけてるなと思います
今後はこの良さを他のメンバーにも伝えて行けたらいいなと考えてます
※ とはいうもののいきなり話かけずらい人向けに最近「置き手紙」機能が実装されました。話をしたい意思を置き手紙で伝えてみるのも良さそうです
社内に向けた宣伝活動が足りないので行っていく
日々の業務に忙殺されてしまってうちにこもってしまうと、リモートワークの場合かなり孤独感を結構感じるケースがあります
もちろんそれが良いと思って入社してくれるメンバーもいるのであまり強制はしないのですが、それでもコミュニケーション促進派の私としてはMetalifeにログインしておでん屋にきてほしいなぁと思ったりします
ですので、slack等での宣伝活動やイベントの定期開催、Qiita記事を執筆して良さを伝えるみたいなことをしっかりしていきたいなと考えてます
勉強会やワークショップの定期開催
Metalifeにログインするメリットみたいなものをみんなに実感してもらわないことには継続利用にはつながらないなと思います
もちろんMetalifeを使ってもらうためだけに行うわけではありませんが、勉強会やワークショップをMetalife内で開催することで良さを感じてもらい継続して使っていただけるようになってもらいたいなと思っています
Metalifeにログインしていれば気軽に別部署の〇〇さんと意見交換できる、社長に相談にのってもらえるみたいなそんな場所にしたいなと考えてます
機能追加/改善要望
画面共有の解像度が悪いのでもうちょっと頑張れないか
google meetと比較してしまうのは申し訳ないが、比べるとどうしても画面共有の質が悪いような気がする。
弊社で利用しているメンバーもソースコードの画面共有などは細かい文字の共有となるので、Metalifeを離席中にし、わざわざgoogle meetで行っている。
この辺りの改善が図れるとさらにMetalife利用の活性化に繋げられるので、可能なのであればもうすこし頑張れると嬉しい。
※ 画面ズームの機能などが充実し使いやすくすれば、解像度が良くならなくてもいい気がする
テキストチャットを発言後一定期間アバターの上に表示できないか
よくMMORPGとかでよく見るあの機能が欲しいです
一応機能としてはテキストチャットをご用意いただいてるのですが、音声チャットが充実しているというのと、弊社のメインチャットツールがslackだったりするもので、なかなかMetalifeのテキストチャットを利用しようと思えないです
ただ、発言がアバターの上に出てれば、会話に参加できるスペースにいない人でも「今あそこでああいう会話してるんだぁ、じゃあ行ってみよ」みたいなそういう行動を促せる工夫ができそうな気がしているので是非追加していただきたい機能です
まとめ
導入1年の現在地を長々と書いてきました
着実に社内に浸透していっていると思いますし、活用することでの成果も出ている実感があります
リモートワークは通勤ストレスなどから時間的には精神的にも解放され素晴らしいなと思う反面、必要なストレスからも逃げることができてしまうと思っています
その必要なストレスというのがコミュニケーションなのかなと思いますし、どのような仕事をしていても必要でついて回るものであります
場がちゃんと整えられていれば、相手との関係ができていればストレスというストレスでもないと思いますので導入いただく担当者の方には是非頑張ってコミュニケーション基盤を整えていただき、プロジェクトを成功に導いて欲しいなと願います
ここまでMetalifeの記事を執筆し、宣伝していると自分がMetalifeの回し者みたいに思われてしまうかもしれませんがそんなことありませんからね・・w
最後に
弊社、株式会社SORICHは、クラウドネイティブなアプローチを得意とするシステム開発会社として2006年4月からサービスを提供しています。コロナウイルスの流行を受け、2020年3月から社員の9割以上がテレワークで勤務をするようになりましたが、現在も変わらず大手外資系企業をはじめとしたお客様からご愛顧をいただいております。
代表・馬屋原は学生時代にエンジニアの過酷な労働環境を目の当たりにし、「エンジニアが幸せに働くことができる場所を作りたい」という思いから大学を卒業後すぐに当社を設立いたしました。社名の由来でもある「社会を豊かに」という企業理念のもと、会社に関わる全ての人の豊かさのループの始点となれるよう、今後も技術力を活かして社会に貢献してまいります。
SORICHでは常時、システム開発部の採用窓口をオープンしております
typeさんやen転職さんで募集がストップしている場合でもこちらからご応募いただけます
noteでは、社内活動について記事を執筆し、投稿してます。
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