LoginSignup
3
2

More than 3 years have passed since last update.

初学者向け!ネットワーク構築での経路集約について

Posted at

前提

インフラエンジニアとして勉強を進めているかたや、ネットワーク構築に関して調べているかたで、
おそらく初学者向けです。(私がそうなので。。)

勉強するにあたりアウトプットとして書きますので、
参考になれば幸いです。

前提知識として、ネットワークの基礎(OSI参照モデルなど)や、
ルーティングの触りの知識(スタティックルーティングなど)がわかっているとします。

参考サイト http://net-juku.org/tcpip2/tcpip266.html

経路集約とは

まずは簡単な図で説明します。
スクリーンショット 2021-02-09 21.37.48.png
※IPアドレスは設定してないので通信不可のマークがでていますがここでは省略します。。

RTAからみた時、RTAのルーティングテーブルに登録される経路は、
ルートB,C,D,Eとなります。(ネクストホップは全部RTB)

しかし、実用にあたり全てのルート(ネットワーク)を登録していたら、
膨大の数になってしまうのです。。
これを解決するため、ルーティングテーブルへの登録を簡潔にしよう(ルートをまとめてしまおう)というのが経路集約ということなのです。

それではどうルートをまとめていくのか。(もちろん好き勝手まとめられません)

それはネットワークのIPアドレスで分けていきます。

具体的に、

仮にRTAのルーティングテーブルに下記アドレスが登録されているとします。
192.168.0.0/24
192.168.1.0/24
192.168.2.0/24
192.168.3.0/24

結論からいうとこれを経路集約を用いると、
192.168.0.0/22となります。

求め方ですが、全て2進数に変換した時に、
共通しているビットを割り出し、それ移行はゼロでまとめてしまうと行った感じです。

それぞれ第3セクターから違いがあるので、そこだけで変換してみると、
0(10進数) =  00000000 (2進数)
1(10進数) =  00000001 (2進数)
2(10進数) =  00000010 (2進数)
3(10進数) =  00000011 (2進数)

となり前半6ビット分だけ共通しているのがわかります。

全体でみると頭から22ビット分は共通してまとめることできる。
ということになります。
よって192.168.0.0/22と求めることができます。

簡単にですが経路集約についてでした!!

3
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
2