この度、Linuxとは?がわからなくて深堀りをしたので、記録します。
まず、Macユーザーでプログラミングを始めた私の疑問として、
LinuxってWindowsの知識なの?
と、思った事から始まります。
結論。
Windowsは関係ない。MacはUnix系。しかしLinuxとUnixはコマンドはほぼ同じ、違っても互換性がある。
結論裏付け。
Linuxの誕生から考えると派生して種類が増えた事も実感しやすいかと思いますので、下記ご覧ください。
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1.Unixの誕生(LinuxはUnixが元となっています。)
1960年代にUNIXは米国の通信会社AT&Tのベル研究所で誕生。
当時ベル研究所では、先行研究としてMULTICSというOSの開発に参加していました。一方、研究者であるKen Thompson氏が研究所の片隅で使われていないコンピュータを発見し、自分で考えた機構を試験運用するために、そのコンピュータにOSの基本要素となる幾つかのプログラムを搭載しました。
これがUNIXのはじまりであるといわれています。
2.さまざまな分離と結合
配布されたUNIXは、メンテナーの手によって自由に改造が施されました。
その結果、さまざまな団体や企業によりUNIXが作成されたため、UNIXとしてのまとまりがなくなってきました。
この問題を解決するため、AT&Tが正式にライセンス契約を始め、UNIXを管理するようになりました。
このAT&TのUNIXをSystem Vと呼び、以降、AT&T(及びUNIXのライセンス管理団体)と契約を結んだ組織のみが、自社の出したOSをUNIXと宣言できるようになりました。一方、AT&Tとライセンス契約を結んでいない組織もあります。
これらの組織が開発したUNIXのことをUNIX互換OSと呼びます。
3.派生UNIX
このように、互換OSも含めて非常に多くのUNIXが広まっていきました。
その派生した中で大きな影響を及ぼしたのがバークレー版UNIXです。
バークレー版UNIXは、UNIXの開発者であるKen Thompson氏がカリフォルニア大学バークレー校にいたときに作成した派生OSです。この派生OSの最大の特徴として、当時アメリカ軍内部の通信方式として採用された、IP(インターネットプロトコル)の実装が行われた点があげられます。UNIXがインターネットに強いと言われているのはこの経緯によるものです。このバークレー版UNIXはBSD(Berkeley Software Distribution)と呼ばれ、System Vと並ぶ2つの流れを形成しました。
4.Linuxの誕生
UNIXの多くは高いライセンス使用料のもと、企業や大学等で利用することが続いていました。自宅で、しかもパソコンで利用できることが多くのユーザの夢でした。
そんな中、「僕は今、(UNIXに似た)OSを作っている。」という投稿が、1991年にネット上に流れました。投稿者はLinus Torvaldsという、当時フィンランドの大学生で、コンピュータの機能の学習からそのようなプログラムを書き始めていたようです。そのプログラムはネットワーク上で公開されました。
プログラムの原型は非常に原始的なもので、コンピュータに詳しい人間のみが動かすことが可能でした。設計の基本はUNIXとそっくりでしたが、System Vの流れもBSDの流れも持たない独自のUNIX互換OSでした。その後、Linus Torvaldsが学習のために作り上げた小さなプログラムは、さらなる機能拡張やソフトウェア、ツールを組み合わせ、UNIX互換のOSとして立派に動作するまでになりました。
そう、Linuxが誕生したわけです。
Linuxのプログラムにおいて、一番特徴的なところは、そのライセンス形式でした。Linuxのプログラムには、GPL(GNU General Public License: GNU一般公衆利用許諾)というライセンス形式が採用されています。GPLはGNUプロジェクトのリチャード・ストールマンにより作成されました。以“下の特徴を含むフリーソフトウエアライセンスの一つです。
プログラムを実行する自由
ソースの改変の自由
利用・再配布の自由
改良したプログラムをリリースする権利
Linuxは多くのディストリビューターにより開発され、非常に多くのユーザに使われるようになりました。実質無償でかつ自由に利用、改変できるライセンス体系であるGPLをLinuxが採用したためです。自由ソフトウエアを実現するGPLはライセンスの性格上、GPLを条件に受領したソフトウエアをベースとしたソフトウェアをバイナリ形式で一般に頒布する場合、ソースコードを添付またはソースコードを提供する旨の申し出を添付するという条件を満たさなければなりません。
しかし、このライセンス体系が良いように働いた結果、Linuxは一部の個人や組織に独占されることなく、全利用者がその恩恵を受けて発展させていくというスタイルができました。現在、さまざまなディストリビューターによりLinuxが公開され、パーソナルコンピュータに容易にLinuxがインストールできるのも、LinuxがGPLを採用したからこそなのかもしれません。
抜粋:: “Linux標準教科書”。 Apple Books
###ディストリビューション
Linuxは日々改良が進み、はじめは単機能しか備えていなかったものが、さまざまなハードウェア上で動くように改良されていき、次第にUNIX互換OSとして機能するまでになりました。
しかし、当初のLinuxはインストール作業が非常に困難で、一部のコンピュータのスキルが高いユーザしか使うことができませんでした。そこで、さまざまな団体がLinuxを使う上で必要なプログラムをまとめ、簡単な手順で手軽にインストールできるようにしました。これがLinuxディストリビューションのはじまりです。このようにLinuxディストリビューションを開発する団体をディストリビューターといいます。
代表的なLinuxディストリビューターとしてはRed HatやDebian Project、Ubuntuを開発しているCanonicalなどがあり、さまざまな団体によって「Linux」はリリースされ続けています。
抜粋:: “Linux標準教科書”。 Apple Books
分類としてはざっとだとこんな感じです。
さてここまで読んでいただきありがとうございます。
引用したのは資格取得のために作られたLinuxコマンドなども学べる教材なのですが、
会員登録すれば無料でダウンロード可能で、良質と評判高いので、リンク載せておきます。
Linux標準教科書
https://linuc.org/textbooks/linux/form.php
参考にさせていただいた記事
https://tech-camp.in/note/technology/14821/
https://eng-entrance.com/unix_linux
https://qiita.com/kanaya/items/15ef1ba8af83a6b5c2c9