配列
配列とは、同じデータ型の複数の値を1つの変数にまとめて使用するためのものです。
配列を使うと同じデータ型の変数を複数宣言する必要がなくなるため、簡潔にコードを記述することができるようになります。
配列を宣言する方法
配列の宣言は次のように、データ型と変数名と要素数を記述します。
// 配列の宣言
int intArray[3];
// 配列を使わない場合の宣言
int num1, num2, num3;
配列を使うと複数の値を1つの変数でまとめて扱うことができるため、コードを簡潔に記述できることが確認できます。
配列を初期化する方法
ここでは配列を初期化する方法を解説します。
配列の初期化は宣言と同時に初期化する方法と、値を1つずつ代入する方法があります。
配列の宣言と同時に初期化する場合は、配列の要素数の記述を省略することができます。
配列を初期化する方法を次のプログラムで確認してみましょう。
#include <stdio.h>
int main(void) {
// 宣言と同時に初期化
int intArray1[3] = { 1, 2, 3 };
for (int i = 0; i < 3; ++i) {
printf("%d ", intArray1[i]);
}
printf("\n");
// 要素数を省略して初期化
int intArray2[] = { 4, 5, 6 };
for (int i = 0; i < 3; ++i) {
printf("%d ", intArray2[i]);
}
printf("\n");
// 1つずつ値を代入して初期化
int intArray3[3];
intArray3[0] = 7;
intArray3[1] = 8;
intArray3[2] = 9;
for (int i = 0; i < 3; ++i) {
printf("%d ", intArray3[i]);
}
return 0;
}
実行結果
1 2 3
4 5 6
7 8 9
このプログラムでは配列を指定した値で初期化して、その値を表示しています。
プログラムの実行結果から、いずれの方法でも初期化ができていることが確認できます。