1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Tableau URLの生成の仕組み

Posted at

はじめに

Tableauのワークブックをパブリッシュすると、URLが変わる現象が発生した為、
原因と対応策を調査をしました。

目次

  1. TableauのURLの仕組みと生成の特徴
  2. URLが変わらないようにするには

TableauのURLの仕組みと生成の特徴

URLの構成

Tableau Server ではワークブックをパブリッシュしたときに、基本的に以下のような組み合わせで生成されているので、

ダッシュボード URL リンクが変わらないように運用する必要がある為、いくつかポイントを抑える必要がある。

  • URL構成
    https://<Tableau Server名・IP>/#/site/<サイト名>/views/<ワークブック名>/<ビュー名・ダッシュボード名>

生成の特徴

このときに<ワークブック名>や<ビュー名・ダッシュボード名>は実際の名前を元に生成されるが、他に以下のような特徴がある。
  • 日本語など全角の文字列は反映されない(削られる)
  • 空白や記号は反映されない(削られる)
  • 半角英数はそのまま反映される
  • 上記のルール適用後に重複してしまう<要素>が存在するときは、一意になるように数値が追加される
  • プロジェクトは URL に反映されないため、他のプロジェクトにあるワークブック名と重複する可能性もある

例 1 半角英数のみで構成されている

サイト: デフォルト ワークブック名: Test Workbook ビュー名: Sheet 1 ダッシュボード名: Dashboard 1

例 2 半角英数のみで構成されている

サイト: デフォルト

ワークブック名: Test Workbook
ビュー名: Sheet 1

同じファイル名が Project 1 と Project 2 に存在する

あとからパブリッシュしたワークブックには一意になるように数字が付与されている

例 3 日本語と数字で構成されている

サイト: デフォルト

ワークブック名: テストワークブック
ビュー名: シート 1、シート 2
ダッシュボード名: ダッシュボード 1

ワークブック名部分は「テストワークブック」に半角英数がないため「_0」が割り当てられてしまっている
ビュー名の「シート 」の部分は削られて「1」と「2」だけが残る
ダッシュボード名の「ダッシュボード 」の部分が削られたのちに、ビュー名とかぶらないように _1 が追加されて [1_1] になる

例 4 日本語と数字で構成されていて、単純な日本語の削除だけだと例 3 と重複してしまう

上記の例 2 が存在する状態に以下のワークブックをパブリッシュ

サイト: デフォルト
ワークブック名: 本番データワークブック
ビュー名: シート 1
ダッシュボード名: ダッシュボード 1

ワークブック名部分は「本番データワークブック」に半角英数がないのと、例 2 と重複しないように「1」が割り当てられてしまっている
ダッシュボード名、ワークブック名その他は例 2 と同じ

例 5 日本語と英数字が混在している

サイト: デフォルト

ワークブック名: Prod-Section-1本番データワークブック2021
ビュー名: SHシート 1、SHシート 2
ダッシュボード名: DASHダッシュボード 1、DASHダッシュボード 2

ワークブック名、ビュー名、ダッシュボード名ともに英数字のみが残った URL になる

URLが変わらないようにするには

例3,4の場合、日本語のみのワークブック名やビュー名・ダッシュボード名のご利用が多いと、数字だけの URL になったり、
ワークブック内での重複が起きて、意図しないURLになりやすいのが現状。

URLの変更が起きにくいように以下の点を実施した。

  • サイト全体でワークブック名が他のワークブックと重複しにくいように、固有の英数字を追加する
  • ワークブック内の各シートでも日本語を削ったあとの名前が重複しないように、固有の英数字を追加する
  • ワークブックを Tableau Desktop にパブリッシュするときは、確実に同じ場所のワークブックを指定して上書きパブリッシュする
      同じ名前で違うプロジェクトに保存すると、サイト内での重複とみなされて URL の<ワークブック名>の部分に数字が付与される要因になる

以上

1
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?