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ディスクユーティリティで統合できないパーティションを1つにまとめる

Last updated at Posted at 2021-01-08

USBの外付けHDDのパーティションが2つに別れていて、1つにまとめたかったんですが、ディスクユーティリティで操作できず、調べて解決した方法をメモしておきます。

環境

OS:macOS High Sierra バージョン10.13.16
USB外付けHDD:IO-DATA 2TB HDD

やりたいこと、状況説明

そもそもは、macOSをCatalinaにしたくて、timemachineで外付けHDDにバックアップをとりたかったというのがあって、やろうとしたら外付けHDDの大きい方のパーティションを選択できない状態でした。

その外付けHDDは、以前にYosemiteの起動ディスクを作ってあって、30GBと残り全部の2つのパーティションに分けられた状態でした。
timemachineで「ディスクを選択」で利用可能なディスクには、30GBの方しか出てこず、30GBでは当然、容量が足りないのでバックアップできません。

約2TBのパーティションのデータを別のところに移して、ディスクユーティリティで「消去」(macOS拡張ジャーナリング)しても、やはり選択できないため、パーティションを1つにまとめようとしました。

ググって調べて、統合方法は出てきましたが、ディスクユーティリティのバージョンが違うのかグラフ表示じゃないし、ディスクユーティリティで見て2つに別れてしまっているパーティションをどう選択してるのかも、よくわかりませんでした。
外付けHDDをまとめて1つのディスクとして選択できるようなところがなかったんです。
外付けHDDのパーティションを選択しても「パーティション作成」が薄い表示のままで選択できないし。

ということで、ディスクユーティリティを使っては無理なのかなと思って、ターミナルからコマンドで消去する方法を見つけました。

方法

ターミナルを起動し、下記のコマンドを打ってディスク情報を表示します。

$ diskutil list

結果はこんな感じです。外付けHDDのみ表示させてます。
約2TBのパーティション名は「2」になってます。
(名前っぽくないのでわかりにくいですが)

/dev/disk2 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:     FDisk_partition_scheme                        *2.0 TB     disk2
   1:                  Apple_HFS Install OS X Yosemite   30.0 GB    disk2s1
   2:                  Apple_HFS 2                       2.0 TB     disk2s2

IDENTIFIERのところにあるのがパーティション名で、disk2s1、disk2s2を指定して消去します。

diskutil eraseVolume "Free Space" not diskxxx(←ここにディスク名)

$ diskutil eraseVolume "Free Space" not disk2s1
Started erase on disk2s1 Install OS X Yosemite
Unmounting disk
Finished erase on disk2
$ diskutil list
/dev/disk2 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:     FDisk_partition_scheme                        *2.0 TB     disk2
   1:                  Apple_HFS 2                       2.0 TB     disk2s2
$ diskutil eraseVolume "Free Space" not disk2s2
Started erase on disk2s2 2
Unmounting disk
Finished erase on disk2
$ diskutil list
/dev/disk2 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:     FDisk_partition_scheme                        *2.0 TB     disk2

これでパーティションに分かれてない状態になりました。

ここでディスクユーティリティを起動するとちゃんと2TBで1つのパーティション表示になっています。
このままだとちゃんとフォーマットされた状態じゃないかもしれないので、このパーティションを選択して「消去」(macOS拡張ジャーナリング)しました。

そして、timemachineでディスクを選択すると、ちゃんとこの外付けHDDを選択できました!

ということで、2つのパーティションをを1つにまとめるのは終了です。

ちなみに、diskutilはcommand not foundになってしまって、

$ diskutil list
-bash: diskutil: command not found

whereisをしたらあったので

$ whereis diskutil
/usr/sbin/diskutil
$ /usr/sbin/diskutil list

実際はこんなふうにフルパスで使ってました。
本当はパスを通せばいいと思うんですが、しばらくこういうのやってなくてちょっと面倒なのでとりあえずこれで。

それと1つにまとめた外付けHDDをディスクユーティリティでみて、パーティションを選択しても「パーティション作成」が薄い表示のままで選択できませんでした。
ここはなぜなのかわかりませんが、macOSのバージョンアップが終わればできるようになるかもしれないなと思ってとりあえずこれ以上追求しません。

【追記2021.1.14】
結局この時、外付けHDDを1つのまとまりとして選択できなかったのは、何かしらディスクユーティリティの表示がおかしかったようです。

この後いろいろあった後、High Sierraを再インストールしてディスクユーティリティでみると、外付けHDDを1つのまとまりとして選択できる、1つ上のカテゴリがありました。
macOSが何かしらもうちょっとおかしくなってたのかなと思います。

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