新しいことの勉強を始めるとき、またその分野の最新情報を得るため、勉強会は有効な手段のひとつだ。
Basho社主催のRiak関連イベントにはほぼRiak開発者が来て、面白い発表をしてくれる。
日本語でのドキュメント・活用事例が多くないRiakにおいては、貴重な情報源の一つと言える。(もちろんベストな情報源は本家のドキュメントとGitHub)
Riakのイベントって何があるのかわからない、行ってもこわい人しか居なさそう、そんな懸念を払拭できる情報を提供できれば幸いである。
Riak Meetup Tokyo
赤坂のYahoo!Japanで開催されている、募集定員100名以上の大規模なイベントだ。
企業におけるRiakの活用事例、海外のRiak事情、開発の現場の話など、興味深い内容だ。
この内容はYoutubeに上がっているため、イベントに参加できなくても内容の把握は可能だ。
Drink upというものもあり、Basho社所属のRiak開発者や、実際にRiakを使っている人などから酒を呑みつつ面白い話を聞くことができる。しかもBashoの奢り!!
Riak Source Code Reading
プロジェクタでRiakのソースコードを映して、ただただ解説したり読んだり議論したりするイベント。
和やかな雰囲気でゆるく始まり、Bashoの人がRiakに関するErlangコードを説明する流れ。
RiakはErlangで書かれているため躊躇してしまうかもしれないが、特異なシンタックスはその場で軽く解説してくれるし、処理に関する本質的な内容は口頭で説明してくれるので、Erlangの細かいシンタックスがわからなくても大丈夫。
むしろ分散システムを支えるアルゴリズムの議論が高度になることがある。
とはいえ我々ユーザ視点から考えるとこれら全てを理解する必要はなく、単純に知的好奇心を満たすことが楽しめるのが重要だ。
Riak、Erlang、データベース、分散システムなど専門分野への興味が乏しくても、学ぶ動機や興味があるなら参加してみよう!
優しい専門家とビールとジンジャーエールがあなたを待っている!
分散合意本読書会
Bashoという企業主催ではなく、全く別の個人的に開催されている勉強会シリーズ。
これはガチ。マジで難しい。ついていくことが困難なレヴェル。
分散システムにおいて、値を決定することは非常に重要かつ困難なテーマの一つだ。
これはデータベースに限った話ではなく、例えば人工衛星での宇宙線によるビットフリップ対策もこれ。
Bashoの開発者の人も度々来ていて、教科書の読みあわせを行っている。
分散システムを支える最前線のテーマ。
ちなみに、僕は参加していないが、分散合意本読書会主催者の御徒町さんが開催している分散DB本読書会は、よりRiakに近い内容を扱っているようだ。多分、分散トランザクションとか。
まとめ
Bashoの勉強会に行くとビールが呑める。