はじめに
プロジェクトごとにNode.jsのバージョンを切り替えるツールについてwindows環境でvoltaが良さそうだったため、使ってみました。voltaを使えば、複数プロジェクトでバージョンが違うNode.jsプロジェクトがあった場合に、手動で切り替えなくても、プロジェクトを移動することで自動的にバージョンが切り替わります。
インストール方法
windowsでは、インストーラーが用意されているため、下のリンクからダウンロード可能です。
voltaのインストール(windows)
Node.jsのインストール
Node.js v15を試しにインストールしてみます。
volta install node@15
node -v
v15.14.0
最新のLTSリリースをインストールするなら指定する必要はありません。
volta install node
インストールしたNode.jsのバージョンを確認
#バージョンの一覧を表示
volta list all
⚡️ User toolchain:
Node runtimes:
v12.13.1
v12.22.12
v15.14.0 (default)
v16.15.0
Package managers:
Packages:
#デフォルトのバージョンを表示
node -v
v15.14.0
アンインストール
voltaにはuninstall
のコマンドが現時点で使用できないため、直接特定のバージョンのNode.jsを削除します。
具体的には、%LOCALAPPDATA%\Volta\tools\image\node<バージョン>のディレクトリを削除します。
npmのバージョン確認
Node.jsのインストールと同時にnpmもインストールされます。
npm -v
8.5.5
ディレクトリごとにNode.jsのバージョンを固定する
プロジェクトのディレクトリまで移動してvolta pin
コマンドを実行します。
volta pin node@12.13.1
success: pinned node@12.13.1 (with npm@6.12.1) in package.json
するとpackage.jsonに下のように追記されます。これによって、プロジェクトのメンバー全員がNode.jsの同じバージョンを自動的に使えます。
"volta": {
"node": "12.13.1"
}
Node.jsのバージョンも変更されています。
node -v
v12.13.1