数回インストールをやり直したりしたので誰かの役にたてばと思い書きました。
基本は公式のインストール方法のままですが、
Ubuntuの場合はリポジトリが見つけられなかったのでdpkgでインストールしてます。
CentOSの場合は公式に記載の通りです。特に迷うことはないかと思います。
OSのインストール
Ubuntuの場合
今回はServerの18.04を使用しました。インストール時にパッケージを追加するか?など聞かれますが特に追加せずインストールです。
CentOSの場合
7のminimamを使用しました。特に追加とかは無しで問題ありません。
インストール後の確認
SSHやFirewall周りをチェックしておきます。とりあえずはSSHが使えればよいと思います。
Pandora FMSのインストール
Ubuntuの場合
一発でインストールできれば良いのですが、できなかったので個別にインストールします。
まずは以下のコマンドでリポジトリを追加します。
apt-add-repository universe apt-add-repository multiverse add-apt-repository ppa:ondrej/php
次にmariadbをインストールします。その後に初期設定をしますが、ubuntuの場合rootがunix_socketになっていてOSのrootでしか入れないのでなんらかしらの対処をします。
※こちらが参考になりました
次に依存ライブラリをインストールします。
apt-get install snmp snmpd libtime-format-perl libxml-simple-perl libxml-twig-perl libdbi-perl libnetaddr-ip-perl libhtml-parser-perl xprobe2 nmap libmail-sendmail-perl traceroute libio-socket-inet6-perl libhtml-tree-perl libsnmp-perl snmp-mibs-downloader libio-socket-multicast-perl libsnmp-perl libjson-perl php5.6 libapache2-mod-php5.6 apache2 mysql-server php5.6-gd php5.6-mysql php-pear php5.6-snmp php-db php-gettext graphviz mysql-client php5.6-curl php5.6-xmlrpc php5.6-ldap dbconfig-common
インストール終了後、パッケージをここからダウンロードします。
console、server、そしてwmi-clientをダウンロードします。
ダウンロードしたならばwmi-client、console、serverの順にインストールします。
インストール作業は上記で終わりです。
CentOS7の場合
簡単です。公式の通り、リポジトリを追加してyumでインストールすればOKです。
この際、dbも同時に入るので同時に設定します。
ちなみに公式のコマンドではインストールできず、searchしたら以下でした。
yum install pandorafms_console.noarch pandorafms_server.noarch mariadb-server
インストールが終わったらhttpdとmariadbを起動し、SELinuxを無効にしておきます。
GUIでのインストール(初期設定)
Pandora FMSがインストールされたならばhttp://{ip}/pandora_consoleでアクセスできます。
指示に従いインストールを行います。この際、Pandora FMSは自身のDBを作成するのでDBのrootかそれに類するアカウントが必要になります。
DBの作成までができたら、Pandoraが作成したユーザーのパスワードが表示されるのでサーバ側の設定ファイルにパスワードを記述します。同時に、install.phpをリネームするボタンが現れるのでクリックしてリネームしておきます。
初期設定は上記で終わりです。
個人的にハマったポイント
Ubuntuの場合
当初、リポジトリの追加にハマりました。結局見つからなかったのでdpkg -iでインストールしましたが。
※deb http://firefly.artica.es/debian/wheezy /
←これが入らないんです
他、GUIでのインストール中、PHP ZIPが無いとかPHP MBSTRINGが無いとか言われましたのでapt install php5.6-zipなど
でインストールしました。
CentOS7の場合
インストールそのものは苦労しませんでしたが、その後のGUIでちょっと手間取りました。
httpdが起動していなかったり、SELinuxのせいでインストールが進まなかったりと。
あとはiptablesが効いているのでその設定ですね。面倒なので無効化しちゃいました。
次はエージェントの設定などについて書こうかと思います。