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NXP MCUXpressoのインストール手順

Last updated at Posted at 2017-07-28

MCUXpressoってなに?

KinetisとLPC、ARM ContexシリーズがFreeScaleの買収によりNXP傘下になってから、開発環境を統合すべく、登場しました。
経緯や機能のあらましはこちらにある記事を参照してください。
http://www.nxp.com/jp/about/about-nxp/メディアセンター/press-releases/nxpmcuパワーハウスポートフォリオの開発環境を一元化したmcuxpressoソフト:20161102-JP-PR-MCUXPRESSO

MCUXpressoの動作環境

Windows、OSX、Linuxのマルチ環境でSDK・IDE(統合開発環境)・Config ツール(ピンオーダーやSDKクリエーターなど)が利用できます。
ConfigツールはWebフロントでも提供されています。利用についてはNXPへの登録(無料)が必要です。
https://mcuxpresso.nxp.com/en/welcome

MCUXpressoの入手

3つのファイルが必要になります。

  • MCUXpressoIDE
  • MCUXpresso_Config_Tools
  • MCUXpresso SDK

IEDとConfig Toolsは、NXPの専用サイトからダウンロードできます。
SDKは、上記のMCUXpressoサイト上でSDKビルダーをつかってSDKを作成後、ダウンロードします。SDKは複数作成することができ、開発ターゲットに合わせて、IDEでダウンロードしたSDKの選択を切り替えて使うイメージです。

MCUXpressoIDEのダウンロード先
http://www.nxp.com/jp/products/software-and-tools/run-time-software/mcuxpresso-software-and-tools/mcuxpresso-integrated-development-environment-ide:MCUXpresso-IDE?tid=vanMCUXPRESSO/IDE

MCUXpresso_Config_Toolsのダウンロード先
http://www.nxp.com/jp/products/software-and-tools/run-time-software/mcuxpresso-software-and-tools/mcuxpresso-config-tools:MCUXpresso-Config-Tools?tid=vanMCUXPRESSO/CONFIG

MCUXpresso SDK Builderを使ってSDKをダウンロード
開発ターゲット(開発ボード or チップ、Kinetis or LPCなど)ごとにSDKを作成します。SDKの作成はSDK Builderと呼ばれるMCUXpress Webサイトにあるサービスを使って行います。利用についてはNXPへの会員登録が必要です。NXPのアカウントがない場合は、アカウント作成を行ってください。

  1. MCUXpresso Config Toolsにアクセス
    https://mcuxpresso.nxp.com/en/welcome

  2. SDK Builderのボタンをクリックp-9.png

  3. New Configrationを選択して、開発ターゲットを検索します。p-10.png画面の例では、KL03Zシリーズの開発ボード用のSDKを作成したいので、「Board」 を選択し表示されたリストの中からFRDM-KL30Zを選んでいます。画面右で、ボードの写真や詳細を確認することができます。

p-11.png
  1. Select Configボタンを押して決定p-12.png
    最後にSelect Configを選択してください。

  2. Select Config画面で環境設定
    SDKを利用するOSやIDEを選択します。利用するOSに合わせて選択をしてGo to SDK Builderを選択して、ダウンロード画面に遷移してください。

p-20.png

6.Builder画面からSDKをダウンロード
p-14.png

以上で、SDKのダウンロードは終わりです。

MCUXpressoのインストール

インストールの順番は指定はありませんがSDKの解凍をしておいた方がスムーズかと思います。
OSXの環境では、IDEとConfigToolsのインストールは、パッケージアイコンをダブルクリックするだけです。また、OSXの環境ではIDEとConfigToolsのインストール場所の指定は、アプリケーションフォルダ以外の指定ができませんでした。
ConfigToolsのインストールは、コントロールパネルのプライバシーから認可操作が必要となります。

MCUXpressoの初回起動

初回起動の際に、作業フォルダの指定を聞かれますので、適切な場所を指定してください。
p-15.png
起動後にアプリケーションがネットワークを利用することへの承認画面がでますので、「許可」を押します。
p-16.png
起動できれば、IDEの画面が表示されます。

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