CUIでの基本的なCRUD操作 #CUI

1. ファイルとディレクトリの作成（Create）

新しいファイルを作成するには、touch コマンドを使用します。以下は、example.txt という名前のファイルを作成する例です。

touch example.txt

新しいディレクトリを作成するには、mkdir コマンドを使用します。以下は、example_dir という名前のディレクトリを作成する例です。

mkdir example_dir

ファイルの内容を表示するには、cat コマンドを使用します。以下は、example.txt の内容を表示する例です。

cat example.txt

より詳細にファイルの内容を確認するには、less コマンドも便利です。

less example.txt

ディレクトリの内容を表示するには、ls コマンドを使用します。以下は、現在のディレクトリの内容を表示する例です。

ls

詳細な情報を表示するには、-l オプションを使用します。

ls -l

ディレクトリを移動するには、cd コマンドを使用します。以下は、example_dir というディレクトリに移動する例です。

cd example_dir

上のディレクトリに戻るには、cd .. を使用します。

cd ..

既存のファイルにテキストを追加するには、echo コマンドとリダイレクトを使用します。以下は、example.txt にテキストを追加する例です。

echo "追加するテキスト" >> example.txt

ファイルの名前を変更するには、mv コマンドを使用します。以下は、example.txt を new_example.txt に名前を変更する例です。

mv example.txt new_example.txt

ディレクトリを移動する場合も同じコマンドを使用します。以下は、example_dir を new_example_dir に名前を変更する例です。

mv example_dir new_example_dir

ファイルを削除するには、rm コマンドを使用します。以下は、new_example.txt を削除する例です。

rm new_example.txt

空のディレクトリを削除するには、rmdir コマンドを使用します。以下は、new_example_dir を削除する例です。

rmdir new_example_dir

空でないディレクトリを削除するには、rm -r コマンドを使用します。以下は、example_dir を削除する例です。

rm -r example_dir

ここでは、一連のCRUD操作を通じて具体的な例を示します。

まず、新しいファイルとディレクトリを作成します。

touch myfile.txt
mkdir mydir

次に、ファイルにテキストを書き込み、その内容を読み取ります。

echo "Hello, World!" > myfile.txt
cat myfile.txt

ファイルに追加のテキストを書き込み、その内容を再度読み取ります。

echo "This is additional text." >> myfile.txt
cat myfile.txt

最後に、ファイルとディレクトリを削除します。

rm myfile.txt
rmdir mydir

以下にまとめた基本的なCUI操作コマンドを使いこなすことで、ターミナル上でファイルやディレクトリを効率的に管理できます。

作成:
- ファイル: touch filename.txt
- ディレクトリ: mkdir dirname
読み取り:
- ファイル内容表示: cat filename.txt
- ディレクトリ内容表示: ls
更新:
- ファイルへの書き込み: echo "text" >> filename.txt
- ファイル/ディレクトリの名前変更/移動: mv oldname newname
削除:
- ファイル削除: rm filename.txt
- ディレクトリ削除: rmdir emptydir または rm -r nonemptydir
ディレクトリ移動:
- ディレクトリに移動: cd dirname
- 上のディレクトリに戻る: cd ..