はじめに
Xserverでpythonを使って画像処理をしたい!と思ったので、そのメモ。
前提
- xserverにssh接続できる。できない人は前書いたのでこちらから
- ローカル環境だと実行できる状態までの知識がある。
インストール
Xserverにはpython3が入っているので、そのまま使える。わけもなく。
管理権限がないので、python3自体は使用できても、pipは使えない。インストールできない。
そのため、別途python3をインストールする必要がある。
brewを使う
参考サイト:xserverにpythonをインストールしてpipを使えるようにする - Qiita
$ sh -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Linuxbrew/install/master/install.sh)"
でインストール。
==> Checking for `sudo` access (which may request your password)...
残念ですが、ユーザー (ユーザー名) は (サーバー番号) 上で sudo を実行できません。
Insufficient permissions to install Homebrew to \"/home/linuxbrew/.linuxbrew\" (the default prefix).
(略)
ローカルでインストールする手段すら提示してくれませんでした。
ということで諦めて、別の方法を探す。
anacondaを使う
参考サイト:XserverのサーバーにPythonを導入する - 理系のための備忘録
やることは参考サイトと同じで、公式サイトから最新バージョンを確認して、wgetでダウンロードして、インストールするだけ。
(公式サイトを眺めてると、年に3,4回くらいバージョン更新があるようなので、おそらく今これ見ているあなたの時の最新バージョンは異なるでしょう。。)
$ wget https://repo.anaconda.com/archive/Anaconda3-2023.03-1-Linux-x86_64.sh
---
`Anaconda3-2023.03-1-Linux-x86_64.sh' へ保存完了 [902411137/902411137]
$ bash Anaconda3-2023.03-1-Linux-x86_64.sh
なぜ開始はバッククォートで、終了はシングルクォートなのだろう。。。
とりあえずインストールは基本的にEnterで進めていけばOK。利用規約や、セットアップの有無などが聞かれる。
これでインストールは完了。インストール先は/home/(ユーザー名)/anaconda3
にあるはず。
なお、この後conda
と打ってもコマンドが見つかりません。と言われる場合は、接続しなおすか、パスを読み直す(source ~/.bashrc
?)。
もしくは、/home/(ユーザー名)/anaconda3/bin/conda
と打つとか。。
インストールの最後にも表示されるが、もし起動時にcondaを自動起動したくない場合は、一度以下のコマンドを使用しておく。
$ conda config --set auto_activate_base false
pythonの実行
pythonを実行する前にanacondaに入る必要がある。
$ conda activate
(base) $
と、(base)表示になれば、condaに入れている。
(base) $ python --version
Python 3.10.9
これで、無事に実行できる。pipも使える。
ただ、pythonを実行するために毎回anacondaに入らないといけないかというと、そうでもなさそう。
$ /home/(ユーザー名)/anaconda3/bin/python3.10 --version
Python 3.10.9
つまり、パスをここに通しておけば、pythonを実行できる。pipは試していない。
終わりに
管理者権限がないので、結構複雑になった。
最近Xserverにはvpsが出来たので、そちらを使った方がいい気がする。
個人的にはレンタルサーバーを契約して、他にも使っているということもあり、移行できていないのだが。。。