コマンドプロンプトで、ループ処理をする
パソコンをよく使う方は是非参考にしてください!全講義の回数分のフォルダを一気に作成したい、たくさんのファイルの名前の先頭に一気に学籍番号を付けたいなどあると思います。
そんな時に1つ1つつけるのではなく、コマンドプロンプトを駆使して一気に作ってしまいましょう。
この記事では、コマンドプロンプトでのfor文の使い方を解説していきたいと思います。
コマンドプロンプトを使ってループ処理をすることのメリット
もくじ
フォルダを複数作成する ファイルを複数作成する ファイル名を一括で変更するfor文の基本
``` for /オプション %アルファベット1文字 in (ループ処理の対象) do 処理 ``` **オプションの探し方**help コマンド
フォルダを複数作成する
フォルダを作成するためのコマンド 'md' もしくは'mdir'を使います。
10個などは、頑張れば作れる範囲なので今回は100個を作ってみたいと思います。
for /L %i in(1,1,100) do md folderName%i
解説
/Lはin(開始,ステップ,終了)を指定することができるオプションです。
バッチファイルで使いたいときは以下のように記述します。
for /L %%i in(1,1,100) do md folderName%i
ファイルを複数作成する
ファイルを作成するときのコマンドは 'type nul > fileName.拡張子'です。今回は例としてテキストファイルを100個作ってみましょう。
for /L %i in(1,1,100) do type nul > fileName%i.txt
これを実行することで100個作ることができます。
ポイントはtype nul > fileName%i.txtの部分です。
ファイルの名前を一括変更する
今回は、fileName1からfileName100までの名前の先頭に学籍番号'xxx-xxx-xxx_'をつけていきたいと思います
ファイルの名前を変更をするには、'ren'コマンドを使います
ren fileName1.txt fileName2.txtと記述することによってfileName1.txtという名前がfileName2.txtに置き換わります
for /L %i in(1,1,100) do ren fileName%i.txt xxx-xxx-xxx_fileName%i.txt
筆者は複数ファイルに学籍番号を付けたいってことがありました。
しかし、学籍番号を1つ1つのファイルに名前を変更してつけていくのって本当に大変なんです💦
そこで、一括でできる方法はないのかと考えた結果、やり方は2通りありました。
1つ目は名前を変更したり整理をしてくれるソフトを使う
2つ目はコマンドを使う
確かに1つ目のほうが楽です。
しかし、このやり方は自分のパソコンでしかできません。会社のパソコンに勝手にアプリをインストールするわけにはいかないのです。