#自己紹介
・2021年5月からAWSの学習を始めた29歳男
・現職はITと異業種の一般事務
・学習開始まではエンジニアとして全くの素人、経験無し
・プログラミングスクールに入り4月から7月まで受講。一月だけRuby/Ruby on Railsを学習。
SAA取得に費やした時間:約90時間
上記の通り全くの未経験。5月の学習開始から2ヶ月かけてSAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)を取得しました。
今回は学習記録の意味も含め、どなたかの参考になればと思い記録に残させていただきます。
※SAAの試験の詳細、技術内容、試験予約の方法等は当記事では割愛させていただきます。
#行った学習方法
・スクールの課題をこなす
・Cloud Practitionerの取得
・ハンズオン
・ホワイトペーパーを読む
・ブログ記事を読む
・試験対策書籍を読む
・AWS公式の模擬試験の受験
一つずつ詳しく書いていきます。
#スクールの課題をこなす
通っているプログラミングスクールで5月からAWSの学習を開始しました。
取り組んだ課題の中で扱ったAWSのサービスとしては
・VPC
・EC2
・RDS
・ELB
・S3
・CloudFormation
・IAM
・CloudWatch
です。
4月から一月だけRuby on Railsを学び、簡単なCRUD処理を実装したアプリを上記のサービスを使い
AWSへデプロイしていました。
下記のハンズオンの項でもそうですが、実際に手を動かすというのはとても重要です。
#Cloud Practitionerの取得
入門用資格であるAWS Cloud Practitionerを取得。
元々はさっさとSAAに挑もうと考えていましたが、思い直すことにしました。
理由は、
・学習のモチベーションを保つ
・AWSの全体像が分からないと各サービスの深掘りが出来ないと感じた
です。
そもそもSAAを受験した理由として、
完全未経験ということもあり、とにかく分かりやすい成果が欲しかったというのが大きいです。
AWSの学習を始めて直ぐの頃、SAAの模擬問題を見たのですが、問題の意味すら全く分からず頭が真っ白に。
合格の見通しが立ちそうに無く、
このままでは試験に対してのモチベーションは長く続かないだろうと考えたのです。
そこでCloudPractitionerの模擬問題を見てみると、
SAAに比べ各サービスの表層を捉えることにフォーカスされており、AWSの全体像を捉えるのに適していると感じました。
学習開始2週間でも理解出来る問題が多かったので、まずはこちらを取得して学習のモチベーションを上げていこうと考えました。
(それに、試験に合格すると次の資格受験費用が半額になったり、各種模擬試験の受験料¥2,000が一回無料だったりしてお得なんです!)
スクールの課題をこなしつつ6月初旬に合格。
資格取得を通して、各サービスの名前、役割や、クラウドにおけるベストプラクティス等が何となく理解出来る様になりました。
SAA主体の記事なので学習方法の詳細は割愛しますが、
こちらの公式の学習資料が無料かつとても分かりやすいのでオススメです。
#ハンズオン
CloudPractitioner合格後、再度SAAの問題に挑戦。
正答率は低いまでも、問題文の意味が何となくわかる様になっていて、成長した実感が湧きました。
ここから少しサービスの深掘りをする為にAWS公式の無料ハンズオンや、Udemyのハンズオンにトライ。
内容はスクール課題のものとそこまで変わりありませんでしたが、ほぼ自力で実装していたので、
解説を聴きながら手を動かすことは復習という意味でとても良かったです。
スクールに通っていない方は、こういったハンズオンを経験するだけでも、書籍のみの学習よりも
より知識が身に付くはずです。
(書籍のみで合格は可能だと思いますが、特に私の様な初学者の方はある程度サービスを扱えないと資格の意味が無いと個人的には思います。)
#ホワイトペーパーを読む
ホワイトペーパーとはAWSの公式ドキュメントです。
よくあるFAQや、サービスごとの詳細、具体的な使用例等が記載されています。
大体のページは日本語訳がありますが、ドキュメントによっては正直あまり翻訳精度が良く無いことがあります。
私はPCで学習をしていましたが、DeepLという翻訳サービスを利用し、英文のドキュメントをこの
サービスで翻訳し、学習していました。Google TranslateやAWSの翻訳よりも自然な文体で
翻訳してくれるのでお勧めです。
#ブログ記事を読む
ホワイトペーパーでの学習と同時進行で行ったのがブログ記事の閲覧です。
株式会社クラスメソッドさんや、NTT東日本さんの記事を中心に読みました。
クラスメソッドさんはDeveloppersIOというブログサイトを経営されているのですが、各社員さんが
業務で触れたAWSサービスの事柄を学習のアウトプットという名目で執筆されていて、大量の記事があります。
初学者にとってはハードルの高い記事もありますが、中には初学者にも易しいハンズオンの記事等も
ありますので参考になりました。
NTT東日本さんの方はAWSホワイトペーパーの内容を要点を抑え、サービスごとに分かり易く纏めた記事が多い印象でした。
ホワイトペーパーで分かりにくい箇所はこの2社の記事と見比べながら理解を進めるといった感じで利用していました。
#試験対策書籍を読む
試験の1ヶ月前に試験対策の書籍を一冊のみ購入しました。
この書籍は一夜漬けとある様に、テストに出やすいサービス、内容等を項目ごとに纏めた内容になっています。
試験対策書籍には珍しく、練習問題よりもサービスの細かな解説に特価した内容でした。
ただ、重要部分のみを抽出して記載しているので、体系的に学ぶという意味ではこの書籍のみでは
不足するかと思います。
もう一つ大きな特徴が、LINEを使った練習問題の配信サービスです。
書籍内のQRコードを読み取り友達登録すると、著者の方が毎朝1問ずつ問題を配信してくれます。
Noteを見ると自分が登録するより前の問題も纏められているので、多くの問題に取り掛かることができます。
問題文もSAA試験の問題形式と同じ様な内容で、かつ解答の解説も記述されており、大変有意義なサービスでした。
#AWS公式の模擬試験の受験
本試験の1週間程前にAWS公式の模擬試験を受験しました。
20問30分という形式でしたが、正答率は55%とかなり低い結果になり正直めちゃくちゃ焦りました。
試験までにハンズオンで学ぶ時間があまり取れないということもあり、再度ホワイトペーパー、ブログ記事の読書でサービス内容の復習をしました。
#本試験
模擬試験でもそうですが、問題文が長いです。流し読みでは選択肢を絞ることが困難なので
語句の見落としに気を付けながら、じっくり読みましょう。
試験時間は140分。
私は1周するのに60分、見直しに30分使用し、計90分で試験終了しました。
(後々いくつか誤答に気づくことが多いので、見直しめっちゃ大事です。)
模擬試験に比べると解きやすい問題もいくつかある様に思えたので、模擬試験のスコアが悪くても取り敢えず受けてみることをお勧めします。
#まとめ
SAA取得までの流れとして
CloudPractitionerの取得でAWSサービスの全体を捉える
↓
ハンズオン、書籍での学習で各サービスを深掘り
↓
模擬試験を受ける
↓
弱点を中心に再度書籍で復習
↓
合格
という感じです。
先にCloudPractitionerを取得したのは、個人的に大きかったです。
バラバラだった知識を体系付けることが出来ましたし、
知識の土台が出来たことによりハンズオン、ホワイトペーパーでの学習の効果がより上がった実感がありました。
上でも述べましたが「取り敢えずCloudPractitionerは取れたぞ!」という自信も各学習の継続に大きく貢献したと思います。
今現在はスクールの単元も終え、転職活動を行っていますが、
資格取得に満足することなく、今後は現場に出てSAA取得で得た知識を業務で挑戦し、生かしていきたいです。
qiita初投稿で、お見苦しいところもあるかとは思いますが、本記事がどなたかの参考になればとても嬉しく思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。