なぜCCNAを取ろうと思ったか
普段の業務ではAnsibleを使ってVPSの構築をしていますが、ネットワークエラーが発生した際に原因が分からず、それだけで一日を消費してしまうことが多々ありました。
そのため、ネットワークの基礎知識を身につけるべく、CCNAを取得しようと考えました。
学習期間
6週間(3/31〜5/11)
平日2時間 休日4時間
計 120時間程度
学習プラン
1週目:
「1週間でCCNAの基礎が学べる本 第3版」を一周して、CCNAの全体像を把握。
2週目:
ping-tのピックアップ問題を一周。
問題を解きつつ、解説や参考書と照らし合わせて、「今どの分野を学んでいるのか」「この単語はどのレイヤに属するのか」「どのプロトコルに関係しているのか」などを整理しながら進める。
3週目:
ピックアップ問題の2周目。
正答率を意識しながら、自分が理解できていない分野を洗い出し、その単元を重点的に復習。
4週目:
ピックアップ問題以外の問題に取り組み始める。
ここまでである程度の理解ができているため、なんとなく問題が解けるようになる。
ただし、「これだ!」と自信を持って答えた問題が間違っていたりして、認識のズレが明らかになってくる。
そのズレを修正しながら、理解が浅い部分についてはChatGPTに質問しながら進めた。
5週目:
ping-tの模擬試験に挑戦。
「模擬試験で9割取れれば本番も合格できる」というネットの声を信じて、模試を開始。
出題回数が少ない順に試験を受け、「見たことがない問題をなくす」方針で進めた。
6週目:
模擬試験+コマ問に取り組む。
この頃には、模擬試験で9割を3〜4回取れていたので、余った時間でコマ問を解いた。
シミュレーション問題対策になるかと思ったが、個人的には全く役に立った気がしないです...
ただ、通常問題の中にある「どのモードでコマンドを打つべきか」といった問いには強くなった気がする。
試験中の感想
シミュレーション問題対策としてやっていたコマ問。
でも本番では「全然わからん...」という感じで、全部スキップして他の問題で点を取る戦法に。
さらに、ところどころ日本語が怪しい設問があり、手応えはまったくなかったです...。
資格結果
シミュレーション問題を一つも解かずに合格!
なんとかなりました...。
具体的な点数配分
Automation and Programmability: 70%
Network Access: 25%
IP Connectivity: 92%
IP Services: 80%
Security Fundamentals: 60%
Network Fundamentals: PENDING
こうして見ると、Network Accessのスコアがかなり低いですね。
判明しているスコアの平均は約65.4%で、よく言われる「75%以上で合格」と比べるとかなり低い。
ただ、それぞれのカテゴリが同じ問題数ではないので、割合が高いカテゴリの問題数が多くて、結果的に合格したのかなと思います。
CCNAを受けた全体的な感想
総じて、かなりつらい資格取得でした。
Cisco機器を触ったこともなく、オンプレ対応の経験も少なかったため、最初は感覚で解ける問題がほとんどなく、
「やりたくねぇ...」という気持ちと戦いながらの学習でした。
IPv6は意味不明だし、端子やケーブルなんて使わないのに覚えさせられるし...本当にしんどかったです。
ただ、3週目を過ぎたあたりから、業務内の打ち合わせで飛び交っていた用語が
「あ、これCCNAで出てきたやつだ!」と分かるようになってきて、それが楽しかったです。
以前は“何を話しているのか分からなかった”会話にも少しずつ付いていけるようになり、
確実に理解の土台ができてきたと感じています。
それでも模擬試験では、「こんなの知らねーよ!」と何度も叫んでいましたけどね...。
(実家住まいなもので、親からうるせぇと言われたこともありました...。)
次の目標
ネットワークの基礎知識は仕入れたので、
次はインフラ全体を見渡せる力を付けるために、AWS SAAを取りに行きたいなぁ...。