はじめに
この記事では、Pythonを使用してAPIからデータを取得する方法について学びます。具体的には、COVID-19のデータを提供する COVID19 Japan Web API )からデータを取得し、そのデータを分析する方法を学んでいきます。この記事は、Python初学者が独学で勉強をする際に見るものとして作成しています。
※実装環境:Jupyter notebook
APIからのデータ取得方法
モジュールとは?
モジュールとは、Pythonの機能をまとめたものです。今回は、APIからデータを取得するためのrequests
モジュールと、取得したデータを扱うためのpandas
モジュールを使用します
import requests
import pandas as pd
APIとは?
APIとは、Application Programming Interfaceの略で、プログラムが他のプログラムと情報をやり取りするためのインターフェースのことを指します。
APIからデータを取得する
APIからデータを取得するためには、requests
モジュールのget
関数を使用します。この関数はURLを引数として取り、そのURLのウェブページからデータを取得します。
response = requests.get('https://covid19-japan-web-api.now.sh/api/v1/total?history=true&predict=true')
このコードは、指定したURLからデータを取得し、その結果をresponse
という変数に格納します。データの形式はJSON形式となっています。
取得したデータを確認する
data = response.json()
このコードは、response
変数に格納されたデータをJSON形式からPythonの辞書形式に変換し、data
という変数に格納します。
データをDataFrameに変換する
pandas
モジュールのDataFrame
関数を使用して、取得したデータを扱いやすい形式に変換します。
df = pd.DataFrame(data)
法的な注意点
本記事で扱うAPIから取得できるデータは公開されているものであり、法的に問題はありませんが、一般的にAPIを使用する際には、各APIの利用規約を確認し、適切に使用することが重要です。
情報漏洩に関する注意点
本記事で取り扱うデータはすべて公開データであり、個人情報を含んでいません。しかし、実務でデータ分析を行う際には、プライバシーに配慮したデータ取扱いが必要となります。個人情報を含むデータを扱う場合は、情報管理に最善の注意を払い、適切なセキュリティ対策を講じることが重要です。
まとめ
この記事では、Pythonを用いてAPIからデータを取得し、そのデータを分析する方法を学びました。具体的には、requests
モジュールを使用してAPIからデータを取得し、取得したデータをpandas
のDataFrame形式に変換する方法を学びました。また、APIの利用規約の確認や情報管理についての重要性についても触れました。
最後に
APIからデータを取得し、それを分析するスキルは、データ分析や機械学習の分野で非常に重要です。このスキルをさらに深めていきたい方は、以下のリンクから機械学習システム構築のスキルと学習手法について学ぶことができます。続けて学んでいきましょう!
機械学習システム構築のスキルと学習手法ガイド
データ分析プロジェクトのスキルと学習手法ガイド
データ可視化・BI構築のスキルと学習手法ガイド