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AIモデル構築入門:決定木の実装

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はじめに

 AIの世界へようこそ!この記事では、AIモデルを構築する一連のフローを追いながら、具体的な決定木モデルの実装を行います。Python初学者の方でも安心して取り組めるよう、すべてのコードには詳細な説明を加えています。また、AIのモデル構築に必要なスキルとその学び方についてのページへ誘導するリンクも用意しています。手を動かしながら学べるよう、実際に無料のデータセットを使用します。AIモデル構築の流れを学び、自分自身でも実装できるようになりましょう!
※実装環境:Jupyter notebook

1. 問題定義

 今回のタスクは、アイリスデータセットの特徴量(がくの長さ、がくの幅、花びらの長さ、花びらの幅)を用いて、アイリスの品種を予測する分類問題とします。

2. データの準備

 Pythonの機械学習ライブラリであるscikit-learnからアイリスデータセットを読み込みます。

from sklearn.datasets import load_iris
iris = load_iris()

3. データ前処理

 データの前処理は今回は不要です。アイリスデータセットは前処理済みのため、すぐにモデルの訓練に進むことができます。

4. モデル選択

 今回は決定木モデルを使用します。以下のようにインポートします。

from sklearn.tree import DecisionTreeClassifier
model = DecisionTreeClassifier()

5. モデル訓練

 データを訓練データとテストデータに分割し、モデルを訓練します。

from sklearn.model_selection import train_test_split
X_train, X_test, y_train, y_test = train_test_split(iris.data, iris.target, test_size=0.2, random_state=42)
model.fit(X_train, y_train)

6. モデル評価

 訓練したモデルを用いて、テストデータの予測を行い、モデルの性能を評価します。この結果は可視化します。

from sklearn.metrics import accuracy_score
y_pred = model.predict(X_test)
print('Accuracy:',accuracy_score(y_test, y_pred))

7. モデルのチューニング

決定木の深さなど、モデルのハイパーパラメータを調整し、モデルの性能を改善します。ハイパーパラメータの調整にはグリッドサーチを用います。

from sklearn.model_selection import GridSearchCV
parameters = {'max_depth':range(1,10)}
clf = GridSearchCV(DecisionTreeClassifier(), parameters, n_jobs=4)
clf.fit(X_train, y_train)
tree_model = clf.best_estimator_
print ('Accuracy:', accuracy_score(y_test, tree_model.predict(X_test)))

8. モデルのデプロイ

モデルのデプロイ方法は様々ですが、ここではPythonのpickleライブラリを使ってモデルを保存し、後で再利用する方法を示します。

import pickle
pickle.dump(tree_model, open("decision_tree_model.pkl", "wb"))

9. モデルのモニタリングとメンテナンス

モデルの性能が低下した場合、新たなデータでモデルを再訓練する必要があります。定期的にモデルの性能をチェックし、必要に応じてモデルを更新しましょう。

まとめ

以上、決定木を用いたAIモデルの構築を通じて、AIモデルの基本的な構築フローを学びました。Pythonのコードを書きながら学んだことで、理論だけでなく実践的なスキルも身につけられたことでしょう。さらに深く学びたい方は、こちらのリンクを参照してください。自身で問題を設定し、データを収集してAIモデルを作成することで、更なる理解を深められます。

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